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不思議のダンジョン 風来のシレンDS不思議のダンジョン 風来のシレンDS
(2006/12/14)
Nintendo DS

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SFC版「不思議のダンジョン2 風来のシレン」を移植したDS作品。


単なる移植にとどまらず、SFC版をベースにアレンジが加わり、新たなモンスターやアイテムが加わり、新規ダンジョンが3つも追加されました
また、既存のバランスにもメスが入り、便利すぎたアイテムを削除したり、モンスターの強さや配置を変えたり……大きく進化しました。
DS通信機能を活かした「風来救助隊」(倒れた時に他のユーザーに助けてもらって復活できる、もしくは倒れた他のユーザーを助けに行けるシステム)も搭載!


特にバランスの改善が素晴らしい
SFC版をやりこんだ人も楽しめる難易度になっています。
むしろシリーズ初心者お断りというか
最終ダンジョンともいえる「フェイの最終問題」は特に顕著で、
SFC版では、「これさえあればクリア確定」だった「分裂の壺」がなくなった他、
レベル4モンスター追加による全体的なモンスターの強化
呪いが装備アイテム意外にもおよび特殊能力も封じられる
「やまびこの盾」がなくなりゲイズ・まどう系の特殊能力が回避できない
アイテム破壊系モンスターの多様化
行動不能系モンスターの多様化
「攻撃を1発食らっただけで運が悪ければ死ぬ」というモンスターが多数存在

などなど、かなり歯ごたえのあるダンジョンになりました。
これだけでプレイする価値があるというか、まぁ、他はおまけみたいなもんです
シレンシリーズをやりこんだプレイヤーの腕と運が試される上級作品です

まぁ、スタッフからしたら「道中で倒れても、救助のシステムがあるし、なんとかなるでしょ」という想いがあるのかもしれませんが。


総じて程よい移植だと思います。SFC版を正しく進化させたような内容。
SFC版が発売された時ほどのインパクトはありませんが、SFC版よりよく出来ています。
ただし、掛軸裏の洞窟!テメーはダメだ!
きららの仕事 16 (ジャンプコミックスデラックス)きららの仕事 16 (ジャンプコミックスデラックス)
(2007/10/04)
早川 光、橋本 孤蔵 他

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ネタバレ満載のレビューなので未読の方はご注意を。


ここまで主人公の立場がライバルに喰われる漫画も珍しい
主人公が「海堂きらら」なのは間違いないのですが、そのライバルの「坂巻慶太」の方が、存在感もスター性も人気も見所もある……という不思議な漫画です。

一応、ストーリー的には、少女にして江戸前鮨職人のきららが、旨い鮨を作って感動させたり、鮨勝負に挑んだり……という内容なのですが、明らかにライバルの坂巻の方が主役扱いです

坂巻は、最初は単に地上げ屋まがいのゴロツキ回転寿司チェーンの社長だったのですが、きららに敗北を喫することで、かつての鮨職人だった頃の情熱を思い出し、再び鮨職人として歩む道を選びます。
そして、始まった鮨職人が互いの腕を競い合う鮨職人トーナメント大会こと「スシバトル21」
坂巻も、きららもこのスシバトルに参加するのですが、そこに登場するのが、天才鮨職人の神原朱雀。スシバトルは、この三人の三つ巴の戦いになります。
普通の漫画なら、
主人公のきららと、坂巻もしくは神原が準決勝で戦い、
きららが勝ち進み、
決勝戦で残りの一人と戦う
……というのが普通です。
しかし、実際は、
坂巻と神原が準決勝で戦い、
坂巻が勝ち進み、
決勝戦できららと戦う
……という内容です。まさかの主人公にシード権
その上、坂巻がきららを打ち破って優勝。初対決の雪辱を晴らすという結末です。
どう考えたって、坂巻が主役扱いです

ついでに言うなら、シャワーシーン普通の漫画なら、ヒロインのきららが披露するはずなのですが、この漫画では、常に坂巻が披露。肉体美を見せてくれます。しかも、何度も。お色気担当までこなす幅の広い主役です


ここまで来ると、タイトルなど飾りに過ぎません。
「慶太の仕事」もしくは「慶太の身体」が正解です。
作者側も狙ってやっていることは明らかなので、読者もそのつもりで読んでいきましょう。

ONE OUTS 1 (ヤングジャンプコミックス)ONE OUTS 1 (ヤングジャンプコミックス)
(1999/06/18)
甲斐谷 忍

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アニメにもなった甲斐谷忍の野球漫画。


主人公が悪役の場合、その主人公に対して読者から反感を買うのが一番作品としては辛いところです。
では、どうやってその反感を妨げるのか?
簡単です。
主人公以上の悪役を敵として登場させれば良いだけです
そうすれば、主人公に流れるはずの敵意はそのまま敵役のほうに流れていくのです。

この「ONE OUTS」という野球漫画は、まさにそのパターンです。


序盤のストーリーを紹介します。
主人公「渡久地東亜」はペテンやハッタリの技術に特化した頭脳・判断力などのギャンブルテクニックを持ち合わせた悪役ピッチャーでした。初っ端から、真面目な野球選手だがチームに恵まれていなかったために優勝経験の無いバッター・児島を、そのギャンブルの罠にかけて金を巻き上げます。しかし、東亜は、その後に起きた偶然をきっかけに、敗北を一方的に認め、「児島のチームを優勝させる」ことを約束します

ここでは、主人公・東亜は、完全に悪役です。

しかし、この後、、この東亜に対して更なる敵役が次々登場するのです。
それは、敵チーム選手だったり、自分のチームメイトだったり、果てには自分のチームのオーナーだったり…。
これらの悪役(悪ではないライバルキャラもいますが)を上手く活用し、悪役であるはずの主人公が、逆に好感を得るように仕組んでいます。このあたりの書き方が作者の甲斐谷忍は上手いんです。
まぁ、元から敵キャラは、「ナベツネ」あたりをモデルにされていますし

また、「野球を使ったギャンブル」というアイデアも面白いです。
しかも、一選手VSオーナーという形式。
プロ野球のルールの隅をつついたアイデアや、野球というスポーツに心理トリックを用いるアイデアなどが盛り込まれ、過去に数多存在している野球漫画とはまったく違う斬新な野球漫画に仕立て上げられています。

まぁ、最後は、ちょっとネタ切れなのか、精神論とか入ってきちゃってますけれどね。



おまけ。
この漫画の元ネタ一部。
マリナーズ → ロッテマリーンズ
ブルーマーズ → ブルーウェーブ
イーグルス → ホークス
フィンガース → ファイターズ
バガブース → バッファローズ
リカオンズ → ライオンズ

作者のマリーンズびいきのために、作中ではマリナーズが最強チームになってます。
イーグルスはゴールデンイーグルスがモデルではありません。当たり前ですが。

あと、この作品中のパリーグってパシフィックリーグではなくて、パラダイスリーグなんですよね。そこまで気を回さなくても…。

金色のガッシュ!! 33 (少年サンデーコミックス)金色のガッシュ!! 33 (少年サンデーコミックス)
(2008/06/18)
雷句 誠

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最強の「お涙頂戴」漫画。


最初は「バトルあり、笑いあり、涙あり、感動あり」で、小学館版「ワンピース」の位置を目指しているのかな……と思ったのですが、笑いと涙のベクトルが半端ない
読者を「笑わそう」「泣かそう」というシーンが大量に盛り込まれていますそれが「笑える」「泣ける」は別として

ストーリーとしては、
魔界からやってきた108人の魔物の子が、人間のパートナーとタッグを組んで、サバイバルバトルを行い、最後に残った魔物の子が魔界の王になる
という、いかにもバトルものっぽい設定です。

これが普通のバトル漫画なら、
主人公の前に敵が出る
主人公が強くなる
主人公が敵を倒す
主人公の前にもっと強い敵が出る
主人公がもっと強くなる
主人公が敵を倒す
主人公の前にもっともっと強い敵が出る
主人公がもっともっと強くなる
の繰り返しですが、

「魔物と人間がタッグを組む」という設定がミソです。
魔物が倒された場合「魔物だけが消え、人間は残る」。
つまり魔物が消えるたびに別れが生じるわけで、この別れのシーンに泣けるエピソードを盛り込まれているのです
「魔物と人間」は、即席ながらタッグを組んだパートナー同士。それなりに深いきずながあるわけで。ある魔物は自己犠牲で、ある魔物は人間を守るために、ある魔物は自ら望んで、パートナーや仲間と別れていく「別れ」というのは、陳腐ですが泣かせるにはもっとも効果的なエピソード。この別れがかなりのペースで織り込まれていて、泣かされっぱなしになります。

そして極めつけの最終巻は、何度読んでも泣けるので、泣いて気分を落ち着かせたいときにちょくちょく読んでます。
何度読んでもボロボロボロ……。
涙があふれ出ます。封神演義と被ってるとか、そんなの気にしない

一方の笑いに関しては、子供向けゆえ、いい年した大人たちはクスリともしないかもしれませんが


個人的に泣ける漫画ベスト1。
428 ~封鎖された渋谷で~428 ~封鎖された渋谷で~
(2009/09/17)
Sony PSP

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あの名作・「街」から10年。
渋谷を舞台にしたチュンソフトの実写サウンドノベルが帰ってきました。


ファンから街の続編の要望が上がる中、
 街は超名作なんだから、どうせ続編を出しても劣化版になるんだし、別に出さなくていいよ
と思っていたのですが。
正直、スマンかった!「街」と並ぶ、いや、それ上の名作でした。
ファミ通のクロスレビュー40点も、コネや賄賂じゃなかった


まず、素晴らしきは演出。
刑事ドラマ的な演出が随所に見られ、ゲームに引き込まれます。
オープニングの空撮見ただけで「これは絶対面白いだろ……」と予感できてしまうくらい完成度が高いです

そしてそれに負けない脚本
ある1日、渋谷の街で起こった事件。それを複数の主人公の視点から描いていく……というのがこのゲームのシナリオです。
主人公達は、フリーターだったり、刑事だったり、ジャーナリストだったり、気ぐるみだったり……と、多種多様。そして、性格も考え方も全く違えば、取る行動も全く別物。シナリオもそれぞれ単独で用意されていて、共通しているのは渋谷が舞台なことくらいです。
しかし、その一見つながりがなさそうに見えるシナリオが、最終的には絡みあって1つの結末につながる……その展開が実にドラマティックです各主人公のシナリオごとにストーリーが盛り上がっていき、最後に弾ける……そんな極上の脚本なんです

そして、そんな脚本を活かすために生まれた「KEEP OUT」のシステム。
脚本が良いだけならゲームじゃなくてそれこそテレビドラマでも充分成り立ちます。そこにゲーム性として取り込まれているのが「KEEP OUT」。1人の主人公だけでシナリオを進めていると、いいところで「KEEP OUT」となり、シナリオが中断します。他の主人公のシナリオを進めていくことでその「KEEP OUT」を解除、先のシナリオを読むことが出来るようになります。これにより、複数の主人公のシナリオを同時進行させることに意味を持たせています。
複数の主人公のいろんな角度からシナリオを運ぶことで、結末を盛り上げていくのです。
「街」は、複数の主人公のシナリオが絡み合いますが、それぞれが別の結末にたどり着きます。それはそれで個性が出ていて良かったと思います。
しかし、この1つの結末に収束するという手法は、幅は広がりませんが、盛り上がります。何気に「真・END」とかもありますし。
もちろん、シリーズ恒例の「BAD END」も期待を裏切らない面白さ。

そして、音楽もまた素晴らしい。
脚本に負けていません。印象的なキャラクターたちを象徴するような曲や、臨場感のある曲が豊富で、シーンを盛り上げます
音楽を聴くだけで数々の名シーンが脳裏に浮かびます


と、サウンドノベルの三本柱。
「映像」「脚本」「音楽」の全てが極上の一品です。
そりゃあ面白いはずです。

まぁ、ボリュームが少なかったりとか、入り方が異常に面倒な隠しシナリオがあったりとか、隠しシナリオが途中から読めなかったりとか、PSP移植にあたっての追加シナリオとかないのかよ!とか、不満が全くないわけではありませんが、それでも素晴らしいということに変わりありません。

これを越えるサウンドノベルってのは、しばらく出ないと思います。「街」をプレイした時にもそう思ったけれど。
これくらいのレベルのサウンドノベルが楽しめるなら、また10年待ってもいいです
犬マユゲでいこう (Vジャンプコミックス)犬マユゲでいこう (Vジャンプコミックス)
(1997/04)
石塚 祐子

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Vジャンプに連載中の石塚祐子先生のエッセイ漫画・「犬マユゲでいこう」のコミックス!


Vジャンプというゲーム中心の雑誌だけにゲーム関係のエピソードがメイン。
エンターブレインが柴田亜美なら、集英社は石塚祐子でしょう。それくらい面白いゲームエッセイが目白押しです。

この漫画を書くまでの石塚先生というと、集英社の攻略本のイラストの仕事が多かったもので、そのイメージしか無かったのですが、ゲームエッセイを書いたら意外と上手い。
センスある。脱帽…という面白さ。

見所はやはり、石塚先生の自由奔放さに限るでしょう。

話題作や人気の作品を扱うのかと思えば、語るのは、自分の好きなゲームについて
PS時代真っ只中でも、普通にウィザードリィの話を持ってきたり
人から薦められたゲームをやる際は、普通に毒を吐く
ゲームメインだから、ゲームの話ばかりかと思えば、映画の話題になったり、食べ歩きになったり、正にやりたい放題
キャラクターも実際の編集から、空想の生物まで入り混じってはちゃめちゃ。
でも、それが面白いところですよ。


2巻発売後、まったく続刊が発売されなかったので、邪険に扱われているかと思いましたが、7年を隔てて3巻が発売されました。よかったー。
街~運命の交差点~ サウンドノベル・エボリューション3街~運命の交差点~ サウンドノベル・エボリューション3
(2002/04/04)
PlayStation

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実写写真+音楽+小説のゲームです。メインストーリーは8つあって、それぞれの主人公は別です。
しかし、その8つのストーリーは全く同じ時間、同じ街を舞台にしていて、複雑に絡み合ってきます。
それがこのゲームのポイント。
この絡み合いを解いていかないとゲームはクリアできません。


一人の主人公のストーリーを読んでいくと、突然「ゲームオーバー」や「つづく」になってしまいます。 これは、他の主人公のストーリーの中で出てくる行動(選択肢)を変えることによって回避したり、他の主人公のストーリーの途中から、ZAPING ( Aという主人公のストーリーの途中からBの主人公のストーリーに移るシステム )を使って移動してやる必要があります
RPGでいえばFF6のラストダンジョンみたいな感じです。

これがあるから、一人の主人公のを読み進めたいがために、他の主人公を読み進めるという不思議な現象が生まれます。しかも、どのストーリーもなかなか読み応えがあるので、ついついその他の主人公のストーリーを読み進めてしまいます。すると、結局その主人公もストーリーが詰まるので、また別の主人公を読み進める…という同道巡りが行われるのです。

これがまた面白い。


また、ゲーム中に出てくる解説文もなかなかのものです。
ゲームの中の文章中にこのようなリンクのようなものがはってあるのですが、これが多種多様。
クイズや、たわいも無い戯言、用語解説から、裏話まで様々。

しかも、こともあろうか、用語解説に、民明書房みたいな大嘘話まであります。わざとですが。しかし、これが曲者で、かなり紛らわしいものもあります。危うく、知ったかぶって話すと恥をかいてしまうので注意

出演している役者さんはマイナーな人が多いですが、はまると、TVを見て「あ、この人は、『街』に~~役で出演していた人だ!」と思い浮かべてしまいます


何はともあれ、このゲームの面白さは話の面白さ。気軽に楽しめるようでなかなか濃い内容なので結構楽しめます。
ゲームとして楽しむならサターン版、気軽に楽しむなら難易度低めのプレステ版をプレイすると良いでしょう。



どうでもいいけど、中村光一も出演してるのね。
どげせん 1巻 (ニチブンコミックス)どげせん 1巻 (ニチブンコミックス)
(2011/03/04)
(企画・全面協力)板垣恵介、(作画)RIN 他

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「グラップラー刃牙」「餓狼伝」でお馴染みの「板垣恵介」プレゼンツ作品。
作画こそアシスタント任せですが、その内容はまさに板垣恵介板垣恵介の新境地が開拓されました


<ストーリー>
新米教師、瀬戸発(せと はじめ)。彼や彼の周りに起きる様々なトラブルの数々。それをたった1つの技ですべて解決していく
その技とは………


" ド ゲ ザ "!!
 土 下 座 !!


ある時は詫びの心で人の心を動かし、
またある時は誠意で心を動かし、
またある時は迫力で……、
またある時は戦略で……、
ある時は偶然で……、幸運で……、説得力で……、気合いで……、脅しで……、こじつけで……、幻影で……、勢いで……、ご都合主義で……、人情で……、ダジャレで……、笑いで……、無茶ぶりで……、嘘で……、涙で……、愛で……、羨望で……、時事ネタで……、漢気で……、悪ノリで……、爽快感で……、無理矢理で……、嫉妬で……、命懸けで……、壮大なスケールで……、押し付けで……、荒業で……、無理強いで……、なんでもありで……


そう、あらゆる角度から土下座を絡めて問題を解決していくのが主人公なのです
単なる土下座、されども土下座。土下座の超一級プロフェッショナルの主人公が繰り広げる土下座は心を揺れ動かし彼の語る土下座論に納得してしまうのです


はっきり言うと、「シュールな笑い」を自発的に作り出している漫画です。それが理解できない人には受け入れられないかもしれません。絵柄も板垣恵介の画風の妙なところばかり継承していて未熟です。
しかし、この作品には主人公の土下座と同じく、人の心を動かす何かがあるのです。

怪作……いや快作です
サガ3時空の覇者 Shadow or Light オリジナル・サウンドトラックサガ3時空の覇者 Shadow or Light オリジナル・サウンドトラック
(2011/01/12)
ゲーム・ミュージック

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サガシリーズでおなじみの伊藤賢治と元々のサガ3の作曲担当をしていた笹井隆司のタッグで送るリメイク版「サガ3時空の覇者」のサウンドトラック。


なんといっても、注目は10数年ぶりにゲーム音楽業界に復帰した笹井隆司でしょう。長いブランクがあったわけですが、さて復帰第一弾の仕事はどんなもんだろう?お手並み拝見!と思いながら聴いてみたら………。
全く衰えていません。というか、ゲーム音楽を提供していた当時のまんまです。全くブランクを感じさせません。これはかなり安心しました。
かつて笹井隆司が担当していた「ルドラの秘宝」というゲームがあるのですが、その頃の笹井隆司そのものです。
あまりにもルドラすぎて、笹井隆司に惚れ込んだ人が「笹井隆司っぽさ」を追求して導き出したかのようなアレンジ。本人なのに。


前置きはこれくらいにして、楽曲の方に話を移すとします。
まずは、旧作であるゲームボーイ版サガ3に使われた曲のアレンジです。
旧作は、音源・容量共に制限された中で作られた音楽……ということで、非常にループが短い曲ばかりでした。1分足らずでループする曲とかザラ
それが、今回は容量もたっぷり増えたDS、音源の制約もそれなりに解除されて本気のサガ3が味わえます。
まず、非常に短かったループにフレーズが追加されることで、それなりの長さになり、聴き応えが増しました。1ループが、30秒くらいの長さしか無かった曲が数分まで伸びてます。単純に伸ばしただけでなく、曲にあった伸ばし方をしているので、不自然さはありません。頭にすんなり入ってきます。
アレンジにあたってオリジナルの作曲をしていた笹井隆司には、「サガ3の楽曲の完全版を作るつもりで」と、注文が入ったそうですが、まさに完全版といえるでしょう。
音源も、DSで聴くとハードの制約上音質に難が出ていますが、サントラで聴けば全く別物。かなりのクオリティ。

そして、アレンジの方法ですが……。
まぁ、多少の賛否両論はあると思います
ゲームボーイにあった重低音が活かされず軽くなってしまった曲(→「ラグナの宮殿」)や、かなりのアレンジで原曲が行方不明になってしまった曲(→「異次元の神々」)、アレンジによりイメージが変わってしまった曲(→「異次元のテーマ」)など、大幅なアレンジが施されることで原曲とはかけ離れてしまったので、それに対して賛否両論が出るのはやむを得ないことだと思います。
しかし、曲単品で批判的な意見は出ると思いますが、全体的なクオリティとしては肯定的に捉えても良いかと
批判のやりどころとして真っ先に挙げられる「異次元のテーマ」はゲーム内での使いどころを考えれば「ぴったりなアレンジ」ですし、「異次元の神々」も元々パッとしなかった曲なのでこれくらいの大胆なアレンジもアリでしょう。やっぱりパッとしないけど。「ラグナの宮殿」は納得いかない

一方で、よくなった曲もたくさんあります。
「戦!」「要塞」「ステスロス」「神戦」などは迫力が増しました。
「異郷の町」「聖なる遺跡」などは印象の薄さがなくなりました。
ナイスなアレンジです。

特に「神戦」はラスボス戦の曲ですが、新規追加されたフレーズが心を捉えます。いかにも「最終決戦!」というクサさがあります
個人的には大好きです。このクサい戦闘曲!!

そして、新たに追加された楽曲。
新規追加された曲の大半が「バトル曲」という、サガらしい容量の分配。(旧作でのバトル曲数3曲→リメイクでのバトル曲数7曲)
この新規バトル曲の半分が伊藤賢治。半分が笹井隆司の担当となっています。
まず、伊藤賢治が担当している曲はいかにも最近のイトケンという感じで、サガシリーズっぽさが顕著に表れていますリメイクサガ2の時のまんま。リメイクサガ3がリメイクサガ2をベースに作られているので違和感がまったくありません。
一方で、笹井隆司の戦闘曲ですが……。
チクショーッ!好みすぎる。ツボを突きまくってる
笹井バトル曲の1つ「真・神戦」。これは、前述の「神戦」の続きにあたる曲。アレンジ前の神戦のループがやたらと短い(30秒)ことを利用し、イントロに神戦の部分を使用。そこからオリジナルの曲になっています。これがハードなロックアレンジで、これぞ「笹井節」という感じになっています。この曲が使われるラスボス戦が盛り上がらないハズがない!!
そしてもう1つ「決意の狭間」。これは、イベント曲「時空の狭間」のアレンジになっています。忘れていたよ……笹井隆司が「フィールド曲をバトル曲としてアレンジするプロフェッショナル」だということを……。その忘れていた特徴を一気に思い出させてくれました。この笹井隆司は本物だ!!

非常に素晴らしい楽曲です。
レビューとしては「笹井隆司最高」ってことしか伝わらないかもしれませんが、概ねそのとおりです

余談ですが、異郷の町が笹井隆司アレンジだったのが意外。伊藤賢治だとばかり……。こんなアレンジもできるなんて、単純に帰ってきただけじゃなくて、進化もしてるんだね、笹井隆司!!
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