![]() | ぷよぷよ 【ゲームギア】 (1993/03/19) No Operating System 商品詳細を見る |
ゲームギア版の話。
こいつのためにゲームギアと通信ケーブルを買いました。
当時、携帯ゲームで「ぷよぷよ」と言えば、このゲームギアでした。
(もっとも、発売当初はメガドライブ版とゲームギア版しかありませんでしたけれども)
ゲームボーイ版も後に発売されますが、当時は、白黒。
ゲームボーイカラーすらない時代です。
そりゃあ、ゲームギア版にしますわな。
ドットが小さくて、ぷよの形がしょぼいけれど、ぷよぷよにおいては、色さえ分かればOKでしたから、気になりません。
「ひとりでぷよぷよ」も完全再現。
ちゃんとステージ前の漫談も入ってます。
僕が中学の頃は、通学のバスの中で友人といつも対戦してました。
かなり遊んだので、ゲームギアや通信ケーブルを含めても、元は取れたと思います。
唯一の弱点は、ゲームギア本体がでかいので、携帯性に劣っていることでしょうか?
ポケットには決して入りきらないサイズ。
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![]() | シャダムクルセイダー遙かなる王国 【ゲームギア】 (1992/09/18) No Operating System 商品詳細を見る |


ゲームギア発のオリジナルRPG。
日本のRPGとしては非常に珍しい、アラビアを舞台にしたRPGです。
ランプの魔人を仲間にしたり、シンドバッドを仲間にしたり…。
そして、全5章仕立て。
で、ゲーム自体ですが、本当にシンプルというか、個性の無いRPGだったなぁ…これ。
ストーリーも普通。
ダンジョンも普通。
ゲームシステムも普通。
キャラクターも普通。
バランスも普通。
しかし、それじゃイカンと、スタッフも色々と考えてます。
・魔人が喋る
命令すると「アイアイアサー」と応えてくれます。
ゲームボーイじゃないんだぞ!ゲームギアなんだぞ!というスタッフの表現でしょうか。
・オートセーブ
常にセーブされてます。
携帯ゲーム機にとっては非常にありがたい機能です。
これで、ゲームギアの電池が無くなりそうになっても安心してプレイできます。
ゲームギアの電池消費が激しいことへの対策とも言えるでしょう。
・ゲームオーバーが無い
戦闘に入る直前にもオートセーブがされていて、全滅するとそのセーブデータからプレイ再開できます。
要するに、全滅した場合、その戦闘を無かったことにしてプレイ再開がなされるということです。
じゃあ最初から戦闘いらないジャン……ってその通りなんですけどね。
もっとも、サクサク進めるバランスなので、僕はボス戦・雑魚戦あわせて2~3回しか全滅した記憶が無いんですけれども。
……どれもこれも、あんまり特徴っぽい特徴にはなりませんでした。
普通普通と責め立てて来ましたが、
グラフィック・サウンドのクオリティも他のゲームギアソフトより高めで、ゲームボーイや下手なスーファミソフトより高いです。
要するにゲームギアでRPGをプレイするならオススメ。
このゲームのためにゲームギアを買おうとするならやめとけ。
![]() | ばくばくアニマル 世界飼育係選手権 【ゲームギア】 (1996/01/26) No Operating System 商品詳細を見る |


かわいい動物たちとその餌を使って遊ぶ落ち物パズル。
ぷよぷよタイプの対戦落ち物タイプで、連鎖や大量消しをしかけて、相手にブロックの雨を降らせましょう。
ブロックは、餌ブロックと動物ブロックに分かれていて、動物ブロックに対応する餌ブロックを隣接させると、動物ブロックから動物の頭が巨大化して出現。餌をばくばくと食べて消し去ります。
(パンダなら笹、ネズミならチーズというような組み合わせ)
食べた餌の周囲に食べられる餌があるなら、それを更に食べていきます。
このブロック消去法を活用して連鎖などを狙います。
ただ、相手に降らせるお邪魔ブロック(ぷよぷよでいうおじゃまぷよ)が普通のブロックなのが難点。
相手フィールドに大量に落としたのはいいけれど、それが相手の大量消しの手助けになってしまったり、自分の連鎖が1個のお邪魔ブロックで消えてしまったり…。
後述の難点は、ぷよぷよにもあることですし、小刻みな連鎖で相手の大連鎖をつぶすのは戦術の1つでしょうから、問題ないでしょう。(ただ、リカバリが大変ですけれど…)
しかし、前述の難点は、大問題。
せっかく大連鎖をしたのに、相手にダメージになるどころか手助けになってしまうことにもなりかねません。
パズルのアイデアと、巨大な動物が餌をバクバクと食べていくシュールな姿は評価されるポイントだと思いますが、いかんせん、理不尽な試合が多く発生するので、中毒性は薄いかな…と思います。
![]() | 女神転生外伝ラストバイブルスペシャル【ゲームギア】 (1995/03/24) No Operating System 商品詳細を見る |

女神転生と名の付くゲームの中でもっともマイナーだと思われるゲーム。
女神転生シリーズは3DダンジョンのRPG。
女神転生外伝ラストバイブルシリーズは、2DのRPGだっのですが、
この女神転生外伝ラストバイブルスペシャルは3DダンジョンRPG。ややこしい。
ゲームの内容としては、「冒険者たちよ。聖地エルサレムを取り戻すのだ。」という感じでひたすら3Dダンジョンを進んでいくセガのオリジナルなゲーム。1つのダンジョンをクリアすると、次のダンジョンに進めるようになります。これをラストダンジョンまで延々と繰り返すというシンプルな内容です。ストーリー的な起伏が全く無いので、単調で飽きる恐れアリ。
続いてはシステム。
なんというか、このゲームは欲張りすぎました。
人間には、ウィザードリィような転職システムを用意し、更に悪魔を仲魔にすることもできる。確かにすごいけれど欲張りすぎ…。人間がかなり使えるもんだから、仲魔の出番が…。
さらに転職システムもかなり欲張ってます。
職業には、それぞれ3~4個ほど覚える魔法があります(ないのもあります)。で、その職業は一定レベルを超えると次の職業に転職できます。基本的にウィズやドラクエなんかで一般的なシステムです。ただ、この職業が全64種類習得魔法128種類と欲張りすぎ。
しかも、自由に転職できるわけではなく、
たとえば兵士ならジェネラルや軍曹といった職業しか選択肢がなく、魔術師などにはなれません。
魔術師などになるためには、間に弓兵などをはさんでいかなければならないのです。
で、全ての魔法を覚えていくには、相当な数の職業をこなしていかなければならないわけで。
逆に言えば、それだけ奥が深いので、当時の僕はバッチリはまってしまいました。わざわざ転職表・習得魔法一覧表を作ったりしてまでこの全職業・全魔法習得を目指しました。もちろん、途中で挫折したのですが。
だれか攻略している人はいないんでしょうか??
どうでもいいかもしれませんが、職業の中に
「フーリガン」「物乞い」「グル」
なんかもあります。セガ的にはOKのようです。
さておき、オープニングアニメーションが、ゲームギアという地味なハードでありながら、かなりカッコ良かったのが印象に残っています。メガテンマニアならプレイ必須。
![]() | 女神転生外伝ラストバイブル 【ゲームギア】 (1994/04/22) No Operating System 商品詳細を見る |
悪魔合体などでおなじみの女神転生の外伝作品。
その名もラストバイブル!
ゲームボーイで、ノーマル版とカラー対応版の2種類。
ゲームギアでカラー版の1種類。
全3種類が発売されています。
そんな中、僕がプレイしたのはゲームギア版。ゲームギアの方が色数も多いし、画面も綺麗で、ストーリーもやや長めになっているので、こちらを選びました。
ただし、発売本数は一番少ないです。
でも、発色数が多くて綺麗なので、ゲームギアを持っているなら、こちらを是非プレイしてくださいな。
さて、このゲーム。
敵を自分の仲間(仲魔)にするという女神転生シリーズの内容を3DダンジョンRPGから、2DダンジョンRPGに変えたという分かりやすい外伝作品です。
仲魔や合体という根本的な内容は元の女神転生とだいたい同じです。
ただし、種族が種族A、種族B、種族Cなどとかなり統括されていたり、会話パターンが少なかったり、合体が魔法でしかできなかったり、そもそも「悪魔」じゃなくて「魔獣」だったり、従来の女神転生に比べると、やや簡略化されて、マニアックさが薄れている気がします。
そもそも、ゲーム自体の難易度もかなり簡単になってます。人間キャラが最後まで3人もいて、その分仲魔に頼らなくてすむので楽。
あと、従来の女神転生シリーズと違い、主人公以外の人間仲間も、敵と会話が出来ます。結果はランダムですけれど。
むう。
なんか、かなり女神転生シリーズとは、別物…っぽい気もしてきたなぁ…。
とりあえず、女神転生シリーズは面白そうなんだけれど、3Dダンジョンはちょっと....という方は、是非プレイしてみてくださいな。
![]() | サムライ スピリッツ 【ゲームギア】 (1994/12/16) No Operating System 商品詳細を見る |


ゲームギア版のサムスピ。
アーケード版に比べて、キャラは減ってるし、声は出ないし、拡大縮小は無いし、移植度合いはかなり低いと思いますよ。
しかし、ゲームギアという低スペックなハードでここまでサムスピを表現できることが驚き。
同時期にゲームボーイでもサムライスピリッツが発売されてました(「熱闘サムライスピリッツ」)が、こちらは、ゲームボーイの低スペックゆえ、キャラもデフォルメ二頭身に変更、ボタンも少ない、色もない……。仕方ないことですが、逆に「どうせ最初から完全移植なんて無理なんだから適当にやろうぜ!」みたいな手抜き感が否めない完成度でした。
ゲームギア版はアーケードみたいな完成度は無理だけれども、キャラの頭身や色使い、超必殺技・怒ゲージなどの部分で、可能な限り移植をしようとした努力が見られます。
そりゃあ、なぜか2人対戦が出来ない仕様とか、不満点があることはあるのですが、それを覆い隠すほどの作品。
ゲームギアって、ここまで出来るんだ…ということが思えただけでも価値があります。
![]() | モータルコンバット 【ゲームギア】 (1993/12/17) No Operating System 商品詳細を見る |
立派な洋ゲー。
一応、キャラが実写取り込みの対戦格闘ゲームです。
どのあたりが立派な洋ゲーかというと……。
・グロテスクな描写が満載
首を飛ばしたり、焼き尽くしたり、相手を食べたり……。
素晴らしき洋ゲーテイスト。
血しぶきとかはさすがに規制入っているのかな…と思ったら裏技で解除できるし。
・操作性が悪い
ただでさえ、ゲームギアという重くて持ちにくいゲーム機だというのに、それに輪をかけて技が出ない…。いや、僕の格闘ゲームセンスが無いってのもあるんですけれど、格闘ゲームの得意な友人も言ってたくらいですよ。
・キャラの数が少ない
キャラの数が少ないです。
それはまだ良しとして、キャラの数の少なさをごまかしているところが洋ゲー。
キャラクターセレクト時に12人もキャラがいるのか…と思ったら、色違いのキャラがそれぞれ2人ずつ…実質6人しかいないというのが罠。
洋ゲーというよりは中国あたりのパチモノ格闘ゲームっぽい。
そんな洋ゲーっぽさを取り除くことなく移植した素晴らしい一作。
完全にネタゲーの域に達しているので、一度遊んだらおなかいっぱいでしたけれど。
全米で大ヒットゲームというのが驚き。
いや、まぁ、全米大ヒット映画みたいなものだと考えたらそうでもないか。
![]() | 魔導物語2~アルル16歳~ 【ゲームギア】 (1994/05/20) Array 商品詳細を見る |
「アルル16歳」というサブタイトルの通り、16歳となったアルルが主人公。
「ぷよぷよ」から彼女の存在を知った僕には、彼女の成長ぶりに驚きを隠せませんでした。
「シェゾに狙われ、閉じ込められたダンジョンから脱出する」というストーリーで、例の「お前が欲しい」のセリフも健在。「ぷよぷよの漫才デモの元ネタはここにあったのか…」としみじみ。
ぷよぷよシリーズと同じく、コミカルなキャラクターや、ほのぼのとした殺し合いを体感できますので、そういうRPGがプレイしたい方にオススメです。
ただ、ボリュームが少ない。少なすぎる。
難易度は、魔導シリーズ最高クラスらしいのですが、1つのダンジョンしかないボリュームの少なさなので、あっという間にクリアしてしまいました。
しかも、難易度が高いと言っても、他の3DダンジョンRPGに比べたら楽勝ですし。
1プレイは3~4時間程度。
しかも、1周クリアすれば大体満足できちゃいます。2周目はよっぽどのファンでもないとプレイする気にならないかと。
もっとも、「よっぽどのファン」が多いのがこのシリーズなんですけれども。
今では携帯アプリでプレイできたりもするようなので、手元にゲームギアが無ければ、そちらでプレイするのも可。
ちなみに、僕は、今でも大人の姿のアルルに違和感がある(特にゲームギアのプレイ画面での姿)のですが、調べてみたら、元々アルルは16歳の設定なんですってね。つまり、ぷよぷよの彼女はデフォルメの姿。前作の幼年期は過去の話。
そう、この魔導物語2のアルルこそが、真の姿なのです。
この世の中には、知らなければ良かったと思う真実があるものですね。
![]() | 魔導物語1~3つの魔導球 【ゲームギア】 (1993/12/03) No Operating System 商品詳細を見る |
ゲームギアで発売されたRPG。
元々は、コンパイル社製のMSX・ディスクステーションのゲームでしたが、それをゲームギアに移植。
ぷよぷよの原点ともいえるゲームで、ぷよぷよに登場している大勢のキャラが登場します。(というか、このRPGに出ているキャラが、ぷよぷよに登場したという方が正しいです)
コミカルなキャラクター・愉快なモンスターが登場し、能天気な展開が続くなど、全体的に明るい内容になってます。
ストーリーは、短めで「1」では、主人公の少女・アルルが幼稚園の卒園試験を突破するだけのストーリー。
ダンジョンも簡単で、3DダンジョンRPGですが、いやらしい罠などはなく、オートマッピングもついているので、サクサク進めます。
ゲームバランスも易しめ。
それよりも特徴的なこととえいば、なんといっても戦闘シーン。
プレイヤー1人・敵1体の1対1のタイマンバトルですが、
・HP/MPの概念がなく、16段階のファジーなメーターと主人公の表情を頼りに状況を判断していくバトルシステム。
・しゃべりまくる主人公・モンスター
・笑えるモンスター
などなど、従来のRPGと一線を画した内容になってます。
HP・MPの概念が無いのは、賛否両論かもしれませんが、しゃべりまくりの戦闘シーンは、ボイスが良いアクセントになって楽しめます。
今となってはボイス機能くらい当たり前の要素かもしれませんが、当時……しかもゲームギアで、というのは、実に画期的でした。
もっとも、ボイス部分に容量を使ったせいか、ストーリーが極端に短い。
このあと、「2」「3」が発売されましたが、根本的なシステムは同じで、キャラやダンジョンを挿げ替えただけの、バージョン違いのようなもの。
あまりパワーアップしたところは見受けられません。
更に続編である、「魔導物語A」「R」「S」の移植も試みられましたが、「A」が発売された時点でゲームギアの時代が終焉を向かえ、「R」「S」の発売にはいたりませんでした。実に中途半端。
「キャラとか変えるだけで、プログラムとかもそのまま流用できたんだろうから、もうちょっと粘って「R」「S」まで発売して欲しかったなぁ。」
というのが僕の想いです。もう叶うことはないけれど。
![]() | コラムス 【ゲームギア】 (1990/10/06) No Operating System 商品詳細を見る |
![]() | スーパーコラムス 【ゲームギア】 (1995/05/26) No Operating System 商品詳細を見る |
ルールはいたってシンプル。同じ色の宝石をタテヨコナナメに3つ以上並べると、ブロックが消えてなくなるという落ちものパズル。
ブロックの消し方を工夫して連鎖を起こせば高得点です。
テトリスから派生した落ちものパズルの1つですが、おそらく連鎖という概念を取り入れたのはこのゲームが初でしょう。
非常にシンプルなルールなのですが、これが難しいのなんの。
落ちてくるブロックの固まりが、奇抜な形で、非常に配置しにくい。
3つ並べるだけで消えてしまうので、狙ってない場所で宝石が消えてしまうことも。
連鎖にはなかなか頭を使います。
ブロックのパターンに慣れれば、割とスムーズにプレイできますが、慣れるまでが大変。
かなり、とっつきにくいゲームです。
しかしながら、このとっつきにくさを改善したら「ぷよぷよ」になっていったワケで。テトリスとぷよぷよを結ぶ架け橋としては非常に有意義な作品です。
まぁ面白さは「テトリス」「ぷよぷよ」に遠く及びませんが。
ちなみに作ったのはセガです。
セガからしてみたら、「ぷよぷよ」のヒットは相当歯がゆいものがあったと思います。
「俺が考えた連鎖だぞ!」って。
そんなセガが、「ぷよぷよ」開発元倒産時に、ここぞとばかりに「ぷよぷよ」の版権を奪取したのは、必然たる運命だったのかもしれません。
ちなみに「ぷよぷよ」の版権を手にしたら、コラムスの続編開発をあっさり放棄したのも必然です。