![]() | ひとりでできるもん (1992/12/18) GAME BOY 商品詳細を見る |



ゲームボーイソフト「ひとりでできるもん クッキング伝説」のレビューというか、お話を1つ。
このゲームは、NHKの教育番組「ひとりでできるもん」をゲーム化。
RPGをベースに敵との戦闘を料理クイズに置き換えた、分かりやすいゲームになってます。
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クイズは三択で、内容は全て料理関係。
ですが、子供向けのTV番組が題材ということで、メチャクチャ簡単な問題ばかりが用意されています。
しかも、総問題数が極端に少ないからなのでしょうが、問題がかぶりまくります。
それでいて、料理でHPを回復したり、どこでもセーブできたりするので、更に簡単です。
RPG部分もお使いイベントばかりで、何の難しさも感じません。
さて、このゲームの特徴がもう1つあります。
それは、マップチップがもろサガ2だということです。

↑ ひどりでできるもん! クッキング伝説

↑ サガ2 秘宝伝説
2つのゲーム画面を比べていただければ分かると思うのですが、木の部分なんかドット単位でコピってます。
「SDガンダム外伝ナイトガンダム物語」のDQ3模写を越えました。
これじゃ「ひとりでできるもん」ではなくて、「ひとのでできるもん」ですよ!
「ひとりでできるもん視聴者は子供ばかりだから、サガ2なんかプレイしている奴はいないだろ?」なんて製作スタッフが思っていたかどうかは、定かではありませんが、ゲームの内容以上に見た目に目がいってしまった作品でした。
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![]() | キッチンパニック (1991/05/10) GAME BOY 商品詳細を見る |


キッチン(など)を舞台にしたアクションゲーム。
まず、ストーリーから……。
主人公のチイくんはママが大好き。
ママはいつもおいしい料理を作ってくれます。
でも、そんなママが一番嫌いなもの。
それは「害虫」!!!
ママ想いのチイ君は神様にお願いします。
「あぁ、どうか、神様、ママを助ける力を僕にください…」
そのとき、天から神様の声が聞こえてきました。
「よかろう! 君の願いをかなえてあげよう」
「やったーっ!!」
チイ君は、神様から「虫と同じサイズまで小さくなって害虫を駆除して回る力」をもらいました。
「やったーっ! これで、害虫たちをどんどんやっつけるぞー!!」
どうせ、願いをかなえるなら、害虫たちを消し去って上げたほうがよかったと思うのは僕だけでしょうか?神様。
それとも、チイ君の願い方が間違っていたのでしょうか…??
ともあれ、せっかく貰った神様の力、無駄にするわけにはいきません。チイ君は早速害虫退治に出かけます。
さぁ、小さくなったチイ君の前に現れるのは……。
うじゃうじゃと出てくる害虫たち。
蚊、蛾、ハチ、イモムシ、ゴキブリ、バッタ、カタツムリ、テントウムシ、スライム……。
一部、それは害虫ではないのでは??と思う虫も入ってますが、ママの敵はみな害虫です。
チイ君は果敢に虫たちに挑んでいきます。
ゲーム内容は、ステージ中に無限に出現する虫をノルマ数以上倒すとステージクリアというアクションゲーム。で、5ステージごとにボス戦が控えています。
シンプルで、パワーアップもあまり無く、狭いステージ内に出てくる虫たちをひたすら倒していくだけのゲームです。でも、虫たちにはそれぞれ行動パターンや攻撃方法、耐久度が違うので、バリエーションが豊富。
ファミコン初期でナムコとかが出してそうな雰囲気の良作ゲームです。(褒め言葉)
難易度もほどほど。
設定に関しては目をつむってOKかと。
![]() | トランプボーイ (1990/03/29) GAME BOY 商品詳細を見る |
スピード、大富豪、神経衰弱 の3つが遊べるゲームソフト。
通信ケーブルを使っての対戦や、強さの選べるCPU など、色々と考えられていますが………ただそれだけです。
非常にシンプル。
初期ゲームボーイのソフトだったということで、これくらいのボリュームでも許されていたのでしょうけれど……。
それにしてもシンプル。
テトリスのようなゲーム性もないし、演出もない。
対戦相手が集まらないと遊べないトランプゲームがコンピューターと対戦して遊べるというのは魅力かもしれませんが……。
通信対戦もできますが、「ゲームボーイ2台とゲームソフト2つと通信ケーブルを用意するくらいなら、最初からトランプを用意してやった方が手軽で安上がりじゃない?」という気がしないでもないし。
こんなボリュームのゲームが当たり前で、しかもそれなりに売れてた初期ゲームボーイ時代に「魔界塔士サガ」が発売されているんだから、そりゃ売れるわな……。サガが。
![]() | レッドアリーマー魔界村外伝 (1990/05/02) GAME BOY 商品詳細を見る |
魔界村において、ラスボス以上の宿敵として描かれていた「レッドアリーマー」
彼を主人公に置いたまさかのスピンオフがこの「魔界村外伝」です。
しかも、アクション+RPGのアクションRPG。
ただ、普通のアクションRPGと違うのは、フィールドがRPGなだけで、いざ敵と遭遇したり、ダンジョンに潜ると、普通の横スクロールアクションゲームになるところ。
経験値をためて「レベルアップですぜ あんたも成長したもんだ」などとはなりません。
アクションゲームにRPGパートがついてるような感じです。
しかし、その融合ぶりはそこそこ。
RPGパートで探索して、アイテムをゲット。パワーアップして、今まで行けなかったステージが行けるようになる……そんな感じです。
ストーリーは、魔界村のレッドアリーマーが、謎の軍団に侵略されかけている魔界を救うという分かりやすい話。
レッドアリーマーが空を飛び、壁に張り付き、最終的には炎のブレスまで手に入れてしまいます。
単なるザコキャラに過ぎないレッドアリーマーが、魔界全土の未来をしょって立つという、とんでもない昇進ぶりです。
魔界村にしては、手頃な難易度で、プレイしやすいと思います。
きっと、3DSのGBバーチャルコンソールでも発売されると思うのでそこでプレイしてみるのが吉。
ただ、「魔界村にしては」であって、普通の方がプレイすると挫折するかもしれませぬ。
![]() | おわらいよいこのげえむ道 (1999/12/25) GAME BOY 商品詳細を見る |


「よゐこ」プロデュースのゲームです。
何でまた「よゐこ」がゲームをプロデュースするにいたったのか分かりませんが…。
コナミからの発売。
どれくらい売れたのかはよく分からないのですが、近所の電器屋では、ワゴンセールの常連でした。
肝心のゲーム内容なのですが、主人公はまさるくん。小学生。
RPG風のフィールド(舞台は夏休み)を駆け回り、あちこちで開かれるミニゲームをプレイするのが目的です。
ミニゲームをクリアすると、そのミニゲームを入手したことになり、そのミニゲームを使った対戦ができるようになります。
簡単に言えば、ミニゲーム集です。
ミニゲームを集める部分にRPGが付いてきたという感じです。
ミニゲーム自体も、単純に連射が必要になるゲームやら、タイミングよくボタンを押すゲーム、運に左右されるゲームなど、シンプルになっています。
ただ、ミニゲームのクリアに必要なレベルが意外と高い。
コンピューターとの対戦やノルマクリアでミニゲームがクリア(=ミニゲームを入手)になるのですが、一番単純な連射ゲームすら、僕の最高記録がノルマと同じ。
要するに、
僕の限界 = このゲームでのノルマ
でした。
……単純に僕がヘボイだけですか、そうですか。
とりあえず、色々とミニゲームが楽しめますし、RPGも楽しめます。
ワゴンセールでゲットできれば、お買い得なゲームかもしれません。
全部クリアすれば、ゲームボーイでプレイできるメイドインワリオくらいにはなります。
人との対戦はしたことないんですけれど。


ゲームボーイカラーにリメイクされたスーパーマリオブラザーズ。
アドバンスのファミコンミニじゃないよ!
見た目は、ほぼ完璧にファミコン版を再現しています。
そして、バッテリーバックアップを搭載し、ステージごとのハイスコアなどがセーブされるようになりました!!
おおぉーっさすがDX!!
なんて、最初は思ってましたが、かなり裏切られました。
というのも、ファミコンとゲームボーイでは画面の解像度がやや違います。
ゲームボーイの方が若干、画面のサイズが小さいのです。
(ほら、スーパーゲームボーイでは、あまった部分をフレームにして表示してたでしょ?
あれくらい画面のサイズに差があるのです。)
では、どしたか??と言うと………。
なんと、その分、スクロールで補うことにしたのです!!
ということで、また、無謀にも図で説明。
ファミコン版のスーパーマリオの画面サイズ
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ゲームボーイカラー版のスーパー糟糟オの画面サイズ
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比べてみると、
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これくらい差があります。
なので、収まらない部分は、画面のスクロールでごまかしています。
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(右に進んでいる時)
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(ジャンプした時)
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(ちょっと左に戻った時)
といった感じで、画面がスクロールするのです。
最初は、左にスクロールできるスーパーマリオに違和感を覚えました。
これくらいなら、まぁ、いいか…と思っていましたが、すぐにスクロールの恐ろしさを知ることになります。
高い位置からジャンプしたら画面が上にスクロールするのですが、ブロックなどの上に上ると、画面が上にスクロールしたままになるのです。つまり、画面下がまったく見えない状態に。

ブロックから飛び降りようにも落下地点が見えないというワナ。
ジャンプして降りてきたら穴だったり、トゲゾーが待ち構えていたりするのですが、見えないので回避しようがありません。
回避するためには、実際のコースを全て暗記している必要があります!!
そんなことが出来るのは、オリジナルのファミコン版スーパーマリオブラザーズをやりこんだ人くらいなので、オリジナル版をやりこんだ人にのみオススメ。
参考までに。。

スーパーマリオブラザーズDX

スーパーマリオブラザーズ:ファミコン版
てか、明らかに失敗作だろ、コレ。
ちなみに、この失敗が活かされていたのか、ファミコンミニでは、画面のサイズの違いを、「ドット絵のサイズを小さくする」という方法でカバーしています。
(やはり、ゲームボーイアドバンスのほうが、ファミコンより解像度が低い)
(16×16を16×15にするような感じでドット絵を修正してます)
そういった意味では、このゲームの存在価値はあったのかな…。
いや、あったと思わなくてはなるまいて。
![]() | がんばれゴエモン さらわれたエビス丸 (1991/12/22) GAMEBOY COLOR 商品詳細を見る |


こいつは、GBで一番最初に発売されたがんばれゴエモンシリーズ作品。
見た目や、プレイ感覚は、ファミコン版のゴエモン2です。
ただ、2Pプレイはできません。
さらわれたエビス丸を探して旅するのが今回の目的なのですが、旅する場所によって、人探しだとか、悪党退治だとか、イベントが発生。それをクリアすることによって初めて次のステージへ進めるというゲームになってます。
後半は、シリーズ恒例の落ちると即死の海のステージなどもあり、苦戦することも多いのですが、パスワードがあるので、ゲームオーバーになってもステージごとにやり直すことが可能です。
ゲームとしては、ゴエモン2から2Pプレイを奪ったという、ファミコン版をプレイした人には非常に味気ないできばえですが、当時のゲームボーイのアクションで下手にオリジナルのゲームを買って後悔するよりも、こういった過去に実績があるゲームを買った方がマシってなもので。
で、このゲームのパスワードはちょっと変わっていて、「おでん」「ちくわ」「寿司」など7種類の食べ物のうち4つを並べたパスワードになっているのです。
たとえば、あるステージは「おでん」「おでん」「ちくわ」「寿司」と4つ順番に並べるとか、
あるステージは「寿司」「もち」「ちくわ」「おでん」の順番に並べるとか。
覚えやすいといえば覚えやすいですが、逆に言えば、もっと覚えやすいパスワードにしてくれればよかったのに。とか思ってしまいます。
単純に「おでん」という言葉をパスワードにするとか、「ちくわ」という言葉をパスワードにするとか。
そもそも携帯ゲーム機で、データをパスワード管理というゲームはちょっと疑問です。
実際に携帯ゲーム機を携帯して外出したとします。で、パスワードを書き取るメモが常に手元にあるのかという疑問。
携帯ゲーム機のゲームソフトならば、多少値が張ってもセーブ機能つきにするべきだったと思うのです…が、いかがでしょう?
まぁ、今となっては完全に過去の産物ですから、どうこう言う筋合いはないかもしれません。
さておき、このゲームのパスワードには「ちくわ」「もち」「たけのこ」「すし」「たこやき」「おでん」「フグ」の7種類の食べ物から形成されているのですが、どの面のパスワードを見ても「フグ」を使ったパスワードはありません。フグはいったい何のために存在しているのか…。完全なるフェイクなのか。それともフグを使ったひみつのあんごうがあるのか…。発売から20年が経とうとする今でも謎です。
![]() | 風来のシレンGB (1996/11/22) GAME BOY 商品詳細を見る |

SFC版の風来のシレンをGBに移植!
舞台も月影村に移りました!!
GBでありながら、SFC版のシステムがほぼそのまま搭載されていて嬉しい限り。
ただ、ボタンがABXYLRスタートセレクトの8つあったコントローラーから、ABスタートセレクトの4つに減ってしまったことで、操作性が、かなり酷くなっているのが切ないです。
頑張って移植したのは分かるのですが、ボタンを軽く押す・長く押すなどの操作がやりにくくて仕方ありません。
SFCの便利さに慣れすぎてしまったのかもしれませんが、操作ミスでよく死にます。
また、内容は、SFC版のバージョンダウン版みたいなもので、特に新要素があるわけでもありません。
(タヌキの捕獲くらい?)
SFC版があれば、GB版はいらない……とまでは言いませんが、SFC版とGB版のどちらを買おうかと迷ったら間違いなくSFC版を買った方がお得です。
携帯ゲーム機でプレイしたいのなら、GB版を選んでください。
こんな言い方はしてますが、GB版もかなり面白いです。
SFC版が面白すぎただけです。
SFC版をプレイしていなければかなりはまれたでしょう。
もっとも今になって、こんな迷い方をする人はいないでしょうけれど。
![]() | 突撃!ポンコツタンク (1991/01/08) GAME BOY 商品詳細を見る |
HAL研究所がカービィを開発する前に世に送りだしたアクションシューティングゲーム。
軍隊と戦うために軍から盗み出した戦車はポンコツで、砲台が右回りにしか回転しないのだった。それでもめげずにたった一機のポンコツタンクで敵の陣地に乗り込むのだ!
そんなバックボーンがあるので、自機であるタンクは砲台が右回りにしか回転しません。その厳しい制約を持たせることでゲーム性が生まれました。
ただ、プレイしてみると分かりますが、操作がかなり難しい。
十字キーが移動、Aボタンが砲台の回転で、Bボタンが弾丸の発射に対応しており、
敵を攻撃するには、十字キーで移動して、Aボタンで標準を合わせ、Bボタンで弾丸を発射するという手順を踏まねばならず、敵一体くらいならなんとかなりますが、複数ともなると操作が追いつきません。四方から攻められると手も足も出ません。慣れるまでのハードルがかなり高いです。
特にABの使い分けに一苦労。まぁ僕が下手なだけかもしれませんが。
最終的には、砲台の回転を諦めて前方だけを攻撃するという縛りプレイになっていました。
むしろボスの方が楽です。ボス1体なら四方から囲まれる心配もないので、砲台の回転に気を回さなくても済みます。砲台回転なし縛りでも通用します。
僕はもの凄く不細工なプレイでしたが、上手い人は、さぞ華麗なプレイができるんだろうなぁ……。
余談ですが、カービィを作った会社がカービィを作る前に作ったゲームということで、色々とカービィっぽさが伺えます。
爆発のアニメーションがほぼカービィだし、効果音もカービィっぽいものが多数。使い回しといえばそれまでですが、その共通点目当てにプレイしたカービィファンも多いことを考えると上手いやり方です。この商売上手め!
![]() | アレイウエイ (1989/04/21) GAME BOY 商品詳細を見る |
それはそれは初期のゲームボーイで発売されたブロック崩し。
それまではブロック崩しといえばアルカノイドという状況でしたが、それに真っ向から立ち向かった作品です。
ゲームボーイ本体と同時発売されたような作品ですから、実にシンプルです。
セーブやコンティニューが無いのは分かるとして、
アルカノイドで見られたアイテムや敵の概念がありません。
単純にブロックを崩すだけ。
特にアイテムはどのブロック崩しでも当たり前のように登場していた概念なので、思い切ったことをしたものです。
しかし、スクロールのステージや、天井が迫ってくるステージなど斬新な仕掛けも見られ、アルカノイドとは一味違ったブロック崩しとなっています。
パドル(プレイヤーが動かす棒状の機体)にマリオが乗り込む演出なんかも見事。
色々と思考をこらしたブロック崩しでしたが、面白さは、シンプルというかチープ。
アルカノイドがシリーズを続け、アレイウエイが一発屋で終わってしまったのも納得です。ゲームボーイ初期のソフトで任天堂ブランドだったから、それなりに売れていたと思うのですが………。
3DSのGBバーチャルコンソールで出たらプレイしてみてください。