![]() | 美味しんぼ (1989/07/25) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |
アンキモ、アンキモ、アンキモ…。
キャラゲー史上、稀に見る原作アレンジを見せたアドベンチャー。
原作は、もちろん、今もビックコミックスピリッツで連載されている「美味しんぼ」。
「美味しんぼ、アニメも始まりましたし、ここらでゲームにしても売れるんじゃないの???」
という当時のファミコンバブルに乗ったゲームです。
原作は料理漫画。これをどうアレンジしていくのか…。
製作スタッフが思いついたのは、アドベンチャーゲームでした。
まぁ、無難なところ。
ただ、問題は、スタッフのセンス。
原作が持っていたメッセージ性を含んだ料理漫画の雰囲気をまるで無視した内容に仕上がっています。
警官に「アンキモ アンキモ アンキモ」と、呪文を唱えた挙句、頭のおかしな人として連行されてしまう山岡さんの姿をファンは見たかったのでしょうか!?
せっかく手に入れたアンコウを突然投げ捨て、ナレーターに「どうやら山岡さんは気が触れてしまったようです」といわれる姿をファンは見たかったのでしょうか!?
僕は見たかった!!
原作では決してありえないバッドエンドを見ることができるのが、このゲームの魅力と思います。
一方で、簡単にクリアされてはならないと、ゲームオーバー要素が豊富。
3択の選択肢のうち、1つは正解ルート。2つは即、ゲームオーバーとかなんてケースもザラです。しかも、セーブやパスワード機能はついていないので、また最初からになってしまいます。
不正解選択肢を選ぶ冒険がなかなか出来ないのはつらいです。
不正解選択肢後のゲームオーバーこそ見所なのに。
キャラゲーとしては完全に駄作。でも、ネタゲーとしては屈指の名作。
スタッフがわざと原作のイメージをあえて崩しているのか、それとも遊び半分に適当に作ったんでこんな内容になってしまったのか…?真相は闇の中ですが、ネタになったからいいんじゃないの??僕個人の見解では、後者ですけれどね。ゲーム中の音楽が全部クラシック曲の打ち込みというやる気のなさを感じるので。
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![]() | おいらじゃじゃ丸!世界大冒険 (1990/09/28) GAME BOY 商品詳細を見る |
ファミコンでは、
・じゃじゃ丸くん
・じゃじゃ丸の大冒険
・じゃじゃ丸忍法帖
・じゃじゃ丸撃魔伝
と4作もプレイしました。
「じゃじゃ丸銀河大作戦」はプレイしてないのだけれど。
そして、ゲームボーイで発売されたのが、
「おいらじゃじゃ丸!世界大冒険」
ですよ!
今までは日本妖怪を相手に戦っていたじゃじゃ丸くんですが、今回は、さくら姫をサタンにさらわれ、世界の怪物たちを相手に戦っていきます。
今作からは、今までの敵の攻撃で即死していたじゃじゃ丸くんが、ライフ制になってます。だから、敵の攻撃を何度受けてもライフさえあれば大丈夫!その代わり、残機がないので、ライフがゼロになった時点でゲームオーバーです。
また、以前は、敵に体当たりすると、敵を痺れさせていたのですが、今回は、敵に体当たりをするとダメージを受けます。
ゲーム内容なのですが、世界をまたに、あちこちの国で冒険します。タイトルの名に恥じません。
日本→ルーマニア→ギリシャ→エジプト→ブラジル→アメリカ
と、全6カ国を舞台にじゃじゃ丸が進みます。
しかも、今回から、ボスと会話をするシーンが出来上がりました。
とはいえ、どの国のボスと会話しても
じゃじゃ丸「さくら姫はどこだ!?」
ボス「教えて欲しければ、俺を倒してみろ!」
という感じのセリフしかないのは、スタッフの学力不足なのか、手抜きなのか…。
それよりも、このゲームの特色は、落とし穴です。
落とし穴に落ちると即死します。
それは、まぁ、どこのゲームにもあるのですが、常に残機がゼロなので、落とし穴に落ちると即ゲームオーバーになるのです。
ラストステージまで来て、ライフが最大の999あったとしても、落とし穴1つでゲームオーバー。シビア。
敵の攻撃よりも落とし穴のほうに注意しなくてはなりません。
特にラストステージのスタート地点は、落とし穴の上からスタート。すぐさま、右キーを押さないと、そのまま落とし穴に落ちてゲームオーバーになるというシビアさ。というか理不尽。
全体的には、遊べるゲームに仕上がっていると思います。
ただ、落とし穴だけは、勘弁。
![]() | かえで台風 (マーガレットコミックス) (1999/10) 桃栗 みかん 商品詳細を見る |
「いちご100%」「初恋限定。」の作者「河下水希」がペンネームを変える前の作品。
忍びの里を抜け出してきた「くのいち」のヒロインが、結婚相手として自分より強い男を探していくうちに男主人公に出会って惚れちゃうんだけれど、その主人公は、からっきし弱くて……というストーリーのドタバタ系ラブコメ。
ジャンプデビュー前の作品ですが、すでにこの頃には「河下水希」の独特のタッチは出来上がっていて、画力の高さを見せつけています。また、パンチラや乳もみのような読者サービスも含まれ、現在まで続く河下漫画の原型が出来上がっていると言えるでしょう……。
ただ、この漫画が「ぶ~け」というバリバリの「少女漫画誌」に掲載されていたという不思議。
どう見ても少年漫画だろこれ……。
確かにイラストのタッチは少女漫画っぽいかもしれないですが、中身はジャンプに載っていてもおかしくない。同時期に「ぶ~け」に連載していた「あかねちゃん OVER DRIVE」では、ビミョーにBL要素を含んでいましたが、「かえで台風」ではそれも見られません。そりゃあ河下水希がジャンプに活動の場を移すのも必然だったと。
ちなみに、内容としては突出したもののない普通のラブコメです。主人公の家にヒロインが住み着いて、そこに恋のライバルが押し寄せてくるけれど、(コメディ要素で)なんとか撃退していく……毎回このパターン。ありがちといえばありがちなストーリーです。とはいえ、この手のラブコメは、まず絵柄が重視されるので、内容は二の次なのかもしれません。……って少女漫画だったわ。
少女漫画誌でバリバリの少年漫画を描くってところに、逆にオリジナリティを見いだしたのかもしれません。
コミックのレーベルがモロに少女漫画なので、河下水希ファンな男性の方は手が出にくいかもしれませんが、中身は立派な少年漫画なので、安心してお買い求めください。
![]() | 高橋名人の大冒険島/古代祐三 (1992/01/21) 不明 商品詳細を見る |
SFCシリーズに上陸した「高橋名人の大冒険島」
その力の入れようはハンパなく、CMを入れたり広告を打ったりはもちろんのこと、
サウンドに古代祐三を連れてくる気合の入りっぷり。
そんな「高橋名人の大冒険島」のサウンドトラックがこちらです。
さすがの古代祐三。
ディスコで流れているようなハウスミュージックをメインに据えてノリノリのグルーブサウンドを手がけていただきました!
タイトル曲からステージ曲・ボス戦の曲までどの曲もハウス系。
目をつぶれば、そこに南国の島が見えてきます。そのまんま「Hwaiian」って曲もありますし。
特に序盤のステージ曲「Follow Wind」のインパクトは絶大。
ファミコン時代の「高橋名人の冒険島」のおもかげがちっともありませんが、作曲者を変えたのだから当然といえば当然。仕方ないといえば仕方ない。
むしろ、逆にこれが新しい「高橋名人の冒険島」のサウンドだ!
そういうことなんでしょう。
ただ、古代祐三の起用は、この「高橋名人の大冒険島」のワンポイントだけで、次回作からはまたハドソンのサウンドコンポーザーが担当しています。せっかく古代祐三が新たに巻き起こした「高橋名人の冒険島といえばハウスミュージック!」という流れをなかった事にするという……。まぁ、別にそれが悪いことではありませんし、むしろ2以降の方がゲームにあってる曲が多いです。
おかげでこの大冒険島1だけ、浮いている結果になっているのがなんとも悲しい。
ここは割りきって、普通にハウスミュージックサントラとして楽しむと言うのも手です。
![]() | ゼルダの伝説 神々のトライフォース (1991/11/21) SUPER FAMICOM 商品詳細を見る |
スーパーファミコンに初登場したゼルダの伝説。
まだこの頃は、主人公のリンクも6頭身のカッコイイお兄さんでした。
見下ろし型のアクションゲームで、頭を使った謎解きがダンジョンのメインという、それ以降のゼルダの伝説シリーズの礎となったゲームです。
パズルルームの解けた喜び!
頭を使うことがこんなに楽しいなんて!
ストーリーは、さらわれたお姫様を救い出す展開こそ、ベタベタすぎますけれど、「もう終わりかな?」と思いきや、突然裏世界が出てきて、一気にボリュームが2倍になったのは衝撃的でした!
(アイテム回収の度合いから予想はついてましたけれど)
ラスボスがどうしても倒せず、次の日、友人に聞いたら、
「ラストバトルの場所に到着したら、すぐに中に入らないで、銀の矢を取ってこなきゃ倒せないよ」
とのお言葉を貰ったのも良き思い出。
ラストバトル直前だからって、すぐにラスボスに挑むと絶対に勝てないというのが、最大の謎解きだったという話。
プレイヤーの心理の盲点を付く謎解きです。
謎解きというか、スタッフの意地悪だと思う気もしましたけれど。
もしくは、スタッフがFF3に相当の思い入れがあるのか……。
GBAに移植済み。そしてヴァーチャルコンソールでもプレイ可能です。
是非ともプレイしてほしい作品。
![]() | ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣 (2003/03/14) GAMEBOY ADVANCE 商品詳細を見る |
![]() | ファイナルファンタジー6 スペシャル・トラックス (6)[CD] (1994/04) 不明 商品詳細を見る |
FF6のシングルCDの1つ。
FF6関連のシングルCDは過去3枚発売されています。
そのうちの2つは、STARSというゲームより先に発売されたシングルCDで、収録されている曲は、FF6のキャラクターのテーマソング。
ゲームに使われたキャラクターのテーマソングをゲームよりも先に公開して、気分を味わえるCDでした。
しかし、このSTARS2枚に収録されている10曲すべてが、FF6のオリジナルサウンドトラックに収録されているので、価値はほとんどありません。
一方で、このFF6スペシャルトラックは、全6曲が収録され(うち1曲はおまけですので、実質全5曲です)、そのすべてが、スペシャルトラック内でしか聴けないというお値打ち品!しかも、シングルCDという形態も相まって、激レアシングルCDになり果てています。
レアで価値だけが上昇している数多のシングルCDと違い、このCDに収録されているのは話題になる曲ばかり!
まずは、1曲目「近づく予感」
こちらは、植松伸夫氏が作曲し、Vジャンプで歌詞を募集した、オリジナルのボーカル曲。
オリジナル曲だったら、ゲームとも関係ないし、ましてやFF6とも関係ないじゃん!
と、お思いの方………そのとおりです。
そうです。植松伸夫くらいの関連性があるだけで、FF6にまったく関係ないのです。曲に関して言えば。
では、どこでFF6に関連しているのかというと、
歌っているのが、FF6製作スタッフなのです。
植松伸夫氏はもちろん、ディレクター坂口博信、モンスターデザインの野村哲也などの豪華メンバーが歌っているのです。
詳細なスタッフ名は集合写真が小さいことや、歌:スクウェアスタッフとしか表記されていないライナーノーツゆえに分からないのですが、このスタッフが歌うという奇抜なアイデアにやられました。上手いとか下手とかを超越した次元にあることは確かです。
そして、次にFF6未収録曲の 街2・街3。
街2はゆったりとした感じ、街3はコミカルな感じ。
使いどころに悩んだ末の没曲だと思います。
街2は、めぐりめぐって、伊藤賢治にアレンジされ、チョコボレーシングのモーグリフォレストのコース曲になったことでも、有名な一曲(僕の中では)
4曲目は、FF4のトロイア国のアレンジバージョン。
FF6のサントラでFF4のアレンジ曲が聴けるとは、お得だぜ!
原曲のおしとやかな感じはまったく無くなってウキウキする曲になってます。
5曲目は、テクノdeチョコボのアナザーミックスバージョン。
実にテクノ。あんまりテクノに詳しくないので下手なことはいえません。
でも、実にテクノ。
6曲目は1曲目の近づく予感のヴォーカレスバージョン。
カラオケ気分で歌ってみてください。
FF6スタッフ気分が味わえるかも。
ってなことで、実に聴きどころ満載なCDです。
が、入手困難度合いは半端ではありません。
もし、何かで聴く機会がありましたら、一生忘れないように脳に叩き込んでおいてください。もう二度と聴けないかもしれません。
魔神転生・女神異聞録ペルソナ・バロック
などなどのゲームコミックを描いてきた上田信舟先生が手がける真・女神転生の雰囲気を踏襲したオリジナルゲームコミック。
タイトルについているとおり、真・女神転生に類似した世界観はありますが、物語自体は完全オリジナル。ゲームにも無いストーリーです。
ストーリーは、ネットゲームに興じる主人公が、異痕(イコン)に選ばれた者として、悪魔召喚能力を得て、世界に起きた騒動の正体を解明していくという物語。
ありがちといえばありがちな話。
ですが、今では失われてきた昔のメガテンのダークさが、この漫画で見られるので、昔のメガテン好きとしてはたまりません。
(いや、PS2以降のメガテンはやってないのですが…)
・いがみあうカオスサイドとロウサイド
・街にあふれ出す悪魔
・次々に殺され、死んでいく同級生
・母親ももちろん惨殺
・ヒロインの親も悪魔に取り付かれて死亡
などなど……。
「何の変哲も無い一般人が異世界に紛れ込んで選ばれた勇者となる」という安易なシナリオでさえなければ、完璧です。
ちなみに第1部完ということで、中途半端なところで終わっているのが悲しい限り。
………あ、そうなんです。残念ながら、3巻で終わってます。未完のままの完結です。
打ち切りなのか、作者の体調の都合なのか、微妙な線ですが、とにかく未完の完結です。もったいない。ぜひとも連載再開を!
などなどのゲームコミックを描いてきた上田信舟先生が手がける真・女神転生の雰囲気を踏襲したオリジナルゲームコミック。
タイトルについているとおり、真・女神転生に類似した世界観はありますが、物語自体は完全オリジナル。ゲームにも無いストーリーです。
ストーリーは、ネットゲームに興じる主人公が、異痕(イコン)に選ばれた者として、悪魔召喚能力を得て、世界に起きた騒動の正体を解明していくという物語。
ありがちといえばありがちな話。
ですが、今では失われてきた昔のメガテンのダークさが、この漫画で見られるので、昔のメガテン好きとしてはたまりません。
(いや、PS2以降のメガテンはやってないのですが…)
・いがみあうカオスサイドとロウサイド
・街にあふれ出す悪魔
・次々に殺され、死んでいく同級生
・母親ももちろん惨殺
・ヒロインの親も悪魔に取り付かれて死亡
などなど……。
「何の変哲も無い一般人が異世界に紛れ込んで選ばれた勇者となる」という安易なシナリオでさえなければ、完璧です。
ちなみに第1部完ということで、中途半端なところで終わっているのが悲しい限り。
………あ、そうなんです。残念ながら、3巻で終わってます。未完のままの完結です。
打ち切りなのか、作者の体調の都合なのか、微妙な線ですが、とにかく未完の完結です。もったいない。ぜひとも連載再開を!
![]() | 「ヘラクレスの栄光2~タイタンの滅亡」データイースト (1990/02/21) ゲーム音楽 商品詳細を見る |
脱ドラクエを売りにした「ヘラクレスの栄光」
だったのに、
なぜかドラクエコピーになった「ヘラクレスの栄光2~タイタンの滅亡」
そんな「ヘラクレスの栄光2」のサウンドトラックです。
ゲーム中の曲がおそらく全曲収録されています。
そして、全曲においてオリジナルとアレンジの両方が収録されています。
アレンジは、原曲のファミコン音源をそのままパワーアップさせたようなアレンジで、もし、プレステ辺りでリメイクされていたら、この曲が使われていたんだろうなぁ……という正統派。
しかし、どの曲もオリジナルとアレンジが同じトラックに収録されているのが難点。
オリジナル~アレンジへとメドレーになっているのです。
試みとしては面白いですが、オリジナルだけが聴きたいとか、アレンジだけが聴きたいという欲求にとっては至極邪魔な仕様でしかありません。
さておき、肝心の楽曲についてですが……。
曲はドラクエっぽくなくて安心です。
作曲は、「ヘラクレスの栄光4」や「MOTHER3」の酒井省吾。
全体的にメロディアスな曲が多く、「これ、歌詞つけたら歌えるんじゃない?」という印象。
通常戦闘曲ですら、サビがメロディアス。
それがアレンジされているので、それに拍車がかかっています。
というか実際歌声が入っていたりする曲もあるし。
お勧めは、
ヘラクレスの栄光シリーズらしさのある、フィールド曲「荒野に吹く風」
ノリの良い、船の曲「大海を越えて」、ペガサス搭乗時の曲「ペガサスの翼」
そして、前述の歌える通常戦闘曲「タイタンの下僕たち」
神秘的な歌のCMに思わず惹かれたコナミのRPG。
さておき、MADARAと、言えば、○勝ファミコンなどで連載されていた漫画で、独特な世界観と、それを最大限に引き出した田島昭宇の作画で有名です。
そんなMADARAの漫画の世界を舞台にしたRPGが、このMADARA2なんです。
「原作の話は、MADARA1(FC版)で使用済」との理由で、このMADARA2は、オリジナルストーリーになりました。
ゲームをプレイして、まず、登場するのが、主人公の高校生とヒロインの新聞部部員すばる。
………?
あれ?マダラが主人公じゃないの??
てか、高校生?? 現代日本???
いやな予感が………。
案の定、プレイして10分でヒロインが異世界(MADARA世界)にさらわれたことが判明。主人公も追って異世界へ。
そして、案の定、異世界では、主人公は勇士として活躍することになります。
ヴィ、ヴィルガストーーーッ!!
思わず取り乱してしまいましたが、MADARA世界に現代日本の高校生が混じって一緒にミロク帝を倒すというオリジナルストーリーをファンの方は許してくれたんでしょうか???
と、ともあれ、主人公は原作のMADARAに登場する数々の仲間たちとともにミロク帝を倒します。
戦闘はマスコンバットみたいな画面のオートバトル。
ピンチになるとオートが解除される警告システムつきなので、割と安心して任せておけます。
でも、キャラのリアルさと戦闘フィールドの広さをかね合わせた結果、キャラ1人1人が小さくなったのが、もったいない。
モンスターも小さいし。
1はデフォルメされていた分、小さくても問題なかったのですが…。
一方、キャラゲーならではですが、キャラが豊富で好みに合わせたパーティーを組めるのは、良かったです。パーティーにいないキャラにも経験値が入るので、いつでも好きなメンバーでプレイできるのは、ポイントが高いです。
そうでないゲームの多いこと多いこと……。
<まとめ>
オリジナルストーリーなので、原作を知っていても、知らなくても楽しめます。
原作ファンの方は、納得いかないかもしれないけれど。
さておき、MADARAと、言えば、○勝ファミコンなどで連載されていた漫画で、独特な世界観と、それを最大限に引き出した田島昭宇の作画で有名です。
そんなMADARAの漫画の世界を舞台にしたRPGが、このMADARA2なんです。
「原作の話は、MADARA1(FC版)で使用済」との理由で、このMADARA2は、オリジナルストーリーになりました。
ゲームをプレイして、まず、登場するのが、主人公の高校生とヒロインの新聞部部員すばる。
………?
あれ?マダラが主人公じゃないの??
てか、高校生?? 現代日本???
いやな予感が………。
案の定、プレイして10分でヒロインが異世界(MADARA世界)にさらわれたことが判明。主人公も追って異世界へ。
そして、案の定、異世界では、主人公は勇士として活躍することになります。
ヴィ、ヴィルガストーーーッ!!
思わず取り乱してしまいましたが、MADARA世界に現代日本の高校生が混じって一緒にミロク帝を倒すというオリジナルストーリーをファンの方は許してくれたんでしょうか???
と、ともあれ、主人公は原作のMADARAに登場する数々の仲間たちとともにミロク帝を倒します。
戦闘はマスコンバットみたいな画面のオートバトル。
ピンチになるとオートが解除される警告システムつきなので、割と安心して任せておけます。
でも、キャラのリアルさと戦闘フィールドの広さをかね合わせた結果、キャラ1人1人が小さくなったのが、もったいない。
モンスターも小さいし。
1はデフォルメされていた分、小さくても問題なかったのですが…。
一方、キャラゲーならではですが、キャラが豊富で好みに合わせたパーティーを組めるのは、良かったです。パーティーにいないキャラにも経験値が入るので、いつでも好きなメンバーでプレイできるのは、ポイントが高いです。
そうでないゲームの多いこと多いこと……。
<まとめ>
オリジナルストーリーなので、原作を知っていても、知らなくても楽しめます。
原作ファンの方は、納得いかないかもしれないけれど。
![]() | ラストバイブル3 (1995/03/04) SUPER FAMICOM 商品詳細を見る |
ラストバイブルシリーズ第3弾。
ラストバイブルシリーズとは、悪魔との交渉や仲魔、合体のシステムはそのままに、3DダンジョンRPGから、普通の2DRPGに規格変更した、女神転生シリーズの外伝的ゲームでした。
実際、1と2は、女神転生外伝という枕詞がついてましたし。
ラストバイブルシリーズがスーパーファミコンに登場するに当たって、その女神転生外伝という枕詞は無くなり、単なるラストバイブル3となりました。
しかし、過去のラストバイブルシリーズのシステムはほぼそのままに、更なる進化を遂げました。
まず、システム解説。
敵として出現する悪魔を交渉で仲魔にしたり、その仲魔を合体させて別の悪魔にするところなどは、女神転生シリーズだけあって顕在です。しかも、魔法を使うことで、移動中でも合体可能です。また、魔法継承する場合は、好きな魔法を選んで継承できるなど、初心者向けの配慮もなされています。
過去の女神転生シリーズにも、この魔法継承は存在していましたが、継承される魔法に一定の優先権が存在しており、プレイヤーが任意で選べなかったため、必要な魔法を継承させるには、多大なる知識と苦労を必要としました。マニアには受けても初心者にはきついシステムでした。
それが超お手軽に。
画面自体も3Dから2Dになっているので迷いにくく、独特さはなくなりましたが、3DダンジョンRPGをプレイしたことがない人でも安心してプレイできるようになりました。(そりゃそうだ。)
また、キャラクターデザインも従来のものより、デフォルメされ、かわいらしいものになりました。悪魔も同様。ぜんぜん怖くありません。むしろ、ぬいぐるみみたい。小さなお子様にも安心してプレイをしていただけること間違いなしです。
と、ここまで、プレイしやすさをアピールしておきながら、その見た目は裏腹にストーリーは実にダーク。さすが女神転生の血筋を引くゲームです。
具体的には仲間が死んだり狂ったり死んだりです。
美人で強い担任の先生も、
「さぁ、これが私の最後のレッスンですよ」
なんて言葉を最後に、動けない主人公たちを残して特攻!!勝てないのはわかっているのに!!
「アバン先生ーー!!」
あ、違った。これは違う漫画だ。
でも、ほとんど同じです。泣けます。
ただ違うのは、死んでしまった先生たちが生き返ったりするようなオチは無いってことです。ダーク。
かわいらしいキャラクターにも、残酷な最後が待っているのです。気が抜けません…。
おまけ
更なる、初心者救済措置として、戦闘中にスタートボタンを押すと「デバッグモード」に突入します。
出現している敵を自在に変えたり、好きな魔法のエフェクトを見ることが出来ます。
これにより、ボスキャラを雑魚敵に変化させたり、そこでは、まだ闘うことの出来ないような敵に変化させて倒し、レベルを上げたり、いろいろなことができました。
うわ!便利!
「製品版にするときにデバッグモードを消し忘れたんじゃないの?」という邪推は禁物。
「デバッグモードを消し忘れるバグなんて前代未聞ですよ」という意見も、
ごめん、見逃して!