![]() | ドラえもん あるけあるけラビリンス (1999/07/23) GAMEBOY COLOR 商品詳細を見る |

指示を出すという形で間接的に「のび太」たちを操り、ゴールへ到達させる…。
というパズルアクションゲームのドラえもん。
ゲームの内容としては、
さらわれたしずかちゃんを助けるべく、ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫が集結。
しかし、プレイヤーは彼らに直接関与できません。
「こっちに進め」「あっちに進め」と指示を出したり、道中に登場する敵キャラを倒したり、道を作り出したり壊したり……することで、ひたすらまっすぐに進もうとする単純極まりないアルゴリズムののび太たちをゴールへ導かなくてはなりません。
のび太たちを世話するドラえもんの気分を味わえるのは、非常に面白いものです。
「もぅ。しょうがないなぁ、のび太くんたら……」
なんてモノマネを思わずしたくなるほどです。
とはいえ、実のところ、このゲームシステムは、スーパーファミコンマウス専用ソフト・「マリオとワリオ」のシステムを丸パクリです。
あっちは、頭からバケツをかぶって前の見えないマリオを指示して操縦し、ゴールにいるルイージのところまで連れて行くゲームでした。
同じです。
ですが、一応、マリオとワリオの後に発売されただけあって、あれこれ改善されてます。
プレイヤーキャラが「のび太」「ジャイアン」「スネ夫」から選べたり、
ダッシュ機能があったり、
マウスを使わなくても遊べたり…。
とりあえず、普通にパズルアクションとして楽しめます。パクリうんぬんが気にならなければ全然オッケーかと。
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![]() | ドラえもん2 アニマル惑星伝説 (1992/12/04) GAMEBOY COLOR 商品詳細を見る |
「アニマル惑星伝説」のタイトルの通り、長編映画「のび太のアニマル惑星」をベースにしたオリジナルストーリーのアクションゲームです。
ゲームボーイで発売された「ドラえもん」の第二弾ということで、ちょっとバージョンアップしていますが、基本は使い回しです。顔グラフィックや会話画面など……。もちろんアクションステージなどはアレンジされていますが、「こりゃあ楽してるな」というのが第一印象でした。
さておき、ゲームについて。
前作にあった横スクロールアクションステージや、横スクロールシューティングステージは、今作でも健在。
一方で、前作にあった縦スクロールシューティングステージはなくなり、替わりに水中ステージが登場しました。
ボリューム的には、フィールドを移動するアドベンチャーパートが加わり、ステージ数も増えました。
アドベンチャーパートの追加で、同時にストーリー性もアップ。前作では、あってないようなものだったストーリーが、ちゃんと映画アニマル惑星のストーリーを追っていく展開になっています。
前作で、ピーチ姫みたく、ラスボスに捕らわれて助けを求めているだけだったのび太が、今回は準主役に昇進しているのは嬉しい配慮。準主役らしく勇敢な振る舞いをするだけでなく、実際にドラえもんに代わってのび太がプレイヤーの操作キャラとなって進んでいくシーンもあります。しかも、イベントの区切りごとにパスワードを報告してくれる大役まで担っています。
どんなピンチの時でも、
「うわー!たすけてー!ドラえも~ん!
パスワードは●●●●だよ」
と、懸命にパスワードを伝えてくれるのび太の健気さと言ったら……泣けてきます。一度掴んだ準主役の座を奪われまいと、さぞや必死だったことでしょう。
ただ気になるのは、その難易度です。
前作よりも、かなりシビアなステージが増えています。
即死ポイントの多いこと多いこと……。
特にお助けアイテムであるはずの「ネジ」(スピードアップ)は罠でしかありません。スピードアップしすぎて制御不能になり、穴に投身自殺するのがオチです。(スペランカーに似たような罠アイテムがあったなぁ)
それなりに良作だと思います。
難易度の高さも、根気よくプレイしていればクリアできるはずです。
ただ、デフォルメされたドラえもんが可愛くないのは、どうしても納得いかない。ドラえもんが可愛くないドラゲーなんか認めないぞ!
![]() | ドラえもん ギガゾンビの逆襲 (1990/09/14) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |
ドラクエ+ドラえもん=ギガゾンビの逆襲
ファミコン後期は、ドラクエの爆発的ヒットにより、ドラクエをパクッたゲームが山のように存在していました。
そんなパクリドラクエタイプRPGの中でかなり良く出来ていたと思うのが、このドラえもんギガゾンビの逆襲です。要するにドラえもんの世界でのRPG。
ほとんどドラクエと同じシステム
フィールド+町・ダンジョン
コマンド選択
経験値・レベル制
毒・麻痺・眠りのシステム
などを取り入れていましたが、唯一、オリジナリティを出していた部分が。
それが どら焼きシステム。
このギガゾンビの逆襲の世界では、
お金=どら焼き=MP
という概念になっています。確かに、ドラえもんの世界でMPという観念を見出すのは難しく、それを既存のものに移し変えるのは当然だったと思います。しかし、この概念によって、たとえば、宿屋に泊まると、回復するはずのMPが、むしろ、お金として減ってしまうような現象が起こります。子供向けの題材を使っているにも関わらず非常にシビアです。また、戦闘で敵を一網打尽にする秘密道具(一般的に言う攻撃魔法)で敵を倒したとしても、敵を倒して得られるどら焼き以上にどら焼きを消費してしまえば、金銭的な面では丸々損となってしまいます。実にシビア。
シビアな設定でいてバランスを取るなど、スタッフは非常に努力していると感心させられました。あくまでそのどら焼きシステムのみに関してですが。(後は全部パクリですし)
まぁ、確かに、どら焼きという汎用性の低いものを使っているため、
秘密道具のエネルギーが全てどら焼き
武器とどら焼きを物々交換する店 などなどと、ドラえもんの世界を崩すような設定が出てきていますが、それはそれ。
またRPGでドラえもんが出ないかとひそかに願っております。
![]() | ドラえもん (1986/12/12) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |
ハドソンから発売された最初で最後のドラえもんゲーム。
非常に印象深く、
「コブーンコブーンナーメゴズラユーボウコブーン」 なんていう呪文を未だに覚えてますよ。
しかし、単なるキャラゲーにあらず。
アクションRPGのステージ1
シューティングのステージ2
アクションのステージ3
と、1つのゲームでありながらボリューム満点です。
また、映画をモチーフにしたゲーム内容はファンにとって涙ものです。
どれくらいファンにとって涙ものかというと、
・チャーミーを取ると無敵になれる
・ジャイアンがいるときにマイクで叫ぶと敵が全滅する
・ジャイアンとスネ夫がシューティングのオプション扱い
・隠し通路を見つけないと延々とループするシューティングステージ
・金塊を取りすぎると拷問部屋に落ちる
・スモールライト所有ドラえもん>ジャイアン>(越えられない壁)>スモールライトなしドラえもん>>>>>>スネ夫
・トカイトカイ星とコーヤコーヤ星がマンホールでつながっている
・ギラーミンがそこら辺の雑魚より弱い
・ギラーミンは倒しても何度でも復活する
・ステージ3で何も手伝ってくれないどころか、自分で動こうともしない「のび太」「スネ夫」「ジャイアン」
・エンディングがグーニーズのパクリ
というくらい涙ものなのです!
もうファンならファミコンを買ってでもやるしか。
アスキーが世に送り出した世にも不思議なシューティングアクションゲーム。
エネルギー弾を前に放つことで、その反動で後方に移動できる不思議な操作性が特徴的でした。
地面に向かって打てば、空を飛ぶことも可能です。
というか、空を飛ぶことが前提。
全部で16ステージがありますが、ステージが進むにつれ、鬼のように難易度が上がっていきます。
というのも、エネルギーが減りまくるのです。
ステージはエネルギータンクをすべて取るとステージクリアなのですが、エネルギータンクは限られた数しか手に入りません。限られたエネルギータンクでやりくりをしなくてはならないのです。
そんなエネルギー倹約生活を送るプレイヤーをあざ笑うかのように、あらゆるタイミングでエネルギーがなくなります。
弾を撃っても無くなりますし、敵に当たっても無くなります。
エネルギーがゼロになると、当然プレイヤーは死亡。残機の概念がないので、死んだが最後、ゲームオーバーです。
いかに、このエネルギーの無駄遣いをしないかが攻略のカギとなってくるのです。
そして、このエネルギーを集めるために必須なのが2人プレイ。
2人プレイ中は、同じエネルギータンクを取っても、2.5倍のエネルギーを得ることが出来るのです。
エネルギーの消費量は変わらないので、単純計算で50%多くエネルギーを得ることが出来るわけです。
更に、2Pプレイ中は、相手プレイヤーに好きなタイミングでエネルギーを分け与えることが出来ます。
2Pプレイがいかに有利か、お分かりいただけたでしょうか?
ただ、そんな2Pプレイをしていても、後半のステージは怒涛の難易度。特にラストステージのブラックホールステージは、ブラックホールに飲み込まれたが最後、エネルギーがいくら残っていてもゲームオーバーになるという究極の難易度を誇っています。
そこまでクリアされたくなかったのか……。
ともあれ、ビームを打つと反動で浮かび上がるという発想は面白いです。もう少し難易度が低くて、ステージが豊富だったら、殿堂入りだったんだろうなぁ…と思わずにはいられません。
エネルギー弾を前に放つことで、その反動で後方に移動できる不思議な操作性が特徴的でした。
地面に向かって打てば、空を飛ぶことも可能です。
というか、空を飛ぶことが前提。
全部で16ステージがありますが、ステージが進むにつれ、鬼のように難易度が上がっていきます。
というのも、エネルギーが減りまくるのです。
ステージはエネルギータンクをすべて取るとステージクリアなのですが、エネルギータンクは限られた数しか手に入りません。限られたエネルギータンクでやりくりをしなくてはならないのです。
そんなエネルギー倹約生活を送るプレイヤーをあざ笑うかのように、あらゆるタイミングでエネルギーがなくなります。
弾を撃っても無くなりますし、敵に当たっても無くなります。
エネルギーがゼロになると、当然プレイヤーは死亡。残機の概念がないので、死んだが最後、ゲームオーバーです。
いかに、このエネルギーの無駄遣いをしないかが攻略のカギとなってくるのです。
そして、このエネルギーを集めるために必須なのが2人プレイ。
2人プレイ中は、同じエネルギータンクを取っても、2.5倍のエネルギーを得ることが出来るのです。
エネルギーの消費量は変わらないので、単純計算で50%多くエネルギーを得ることが出来るわけです。
更に、2Pプレイ中は、相手プレイヤーに好きなタイミングでエネルギーを分け与えることが出来ます。
2Pプレイがいかに有利か、お分かりいただけたでしょうか?
ただ、そんな2Pプレイをしていても、後半のステージは怒涛の難易度。特にラストステージのブラックホールステージは、ブラックホールに飲み込まれたが最後、エネルギーがいくら残っていてもゲームオーバーになるという究極の難易度を誇っています。
そこまでクリアされたくなかったのか……。
ともあれ、ビームを打つと反動で浮かび上がるという発想は面白いです。もう少し難易度が低くて、ステージが豊富だったら、殿堂入りだったんだろうなぁ…と思わずにはいられません。
![]() | らんま1/2 とらわれの花嫁 【PCエンジン】 (1991/07/19) アイレムソフトウェアエンジニアリング 商品詳細を見る |
PCエンジン界で登場した新たなジャンル「デジタルコミック」
これは、漫画やアニメをPCエンジンで再現していくというもので、PCエンジンなりに頑張ったアニメーションが楽しめます。
で、全てアニメーションだと容量を使いすぎるので、静止画を混ぜたり、セリフに音声がついていなかったり…。
で、これは、らんま1/2の「デジタルコミック」です。
普通にらんま1/2のアニメの1つとして楽しめます。
でも、ストーリーの分岐などが無いので、超スピーディーに話が終わります。
まさに鑑賞用。
途中の選択肢の分岐くらいはあっても良かったと思うんですけれど…。
でないと、わざわざPCエンジン用ソフトとして販売する価値がありません。
最初からOVAで売れよ…って話で。
もっとも、OVAにしたら、アニメーションのクオリティが低いんですけれど。
まぁ、あれかな。
OVAよりは、低コストで作れるのかな…。
PCエンジンの処理能力からして、秒間のコマ数とかが少なくても気にならないし、
アニメのサイズも小さくて済むし、
メディアもCD-ROMで安いし、レンタルなどもないし……。
ゲームとして楽しめませんが、これもデジタルコミックのサガか……。
![]() | おさわり探偵 小沢里奈 (2006/04/13) Nintendo DS 商品詳細を見る |
タイトル通り、探偵の小沢里奈が、画面の怪しいところをタッチして、事件を解決していく推理アドベンチャーゲームです。
決して怪しいゲームじゃありませんよ。
タイトルの通り、ね。
ほら、パッケージもぜんぜん怪しくない。
なめこの正しい使い方も分かります。
さて、ゲーム内容は……と言いますと、非常にベーシックなアドベンチャーゲームです。
マップを移動して、人の話を聞いて、怪しいところを調べて……。
余計なシステムもなく、シンプルです。
シンプルイズベストです。
逆に言えば、そのあたりにオリジナリティはありません。
1980年代で完成されたシステムです。
唯一、全操作をタッチペンでできる点はオリジナリティがあると言えるでしょう。
しゃべりたい相手をタッチして選んだり、怪しい場所をタッチして調べたり……。
いや、まぁDSソフトなんで出来て当たり前の機能といえば、それまでですけれど。
では、どこで他のアドベンチャーゲームと差を出しているか……。
それは独特の世界観。
登場キャラクターはどの人物も癖のあるキャラばかり。見た目も考え方も。
シュールを通り越して、電波の域に達しています。
そんなキャラ達がおこした事件を解決していくのですから、一苦労です。
奇抜な発想で事件に立ち向かうしかありません。
幸いなことに、探偵である主人公が一番まともな性格なので、プレイヤーにそこまで電波な思考を求めたりしません。
ご安心ください。
要するに、謎解きよりも、お話を楽しむタイプのアドベンチャーゲームです。
この世界観が気にいらない人はどう遊んでも楽しむことはできないでしょう。
それでいて、ユーザビリティもそこまでよろしくありません。
タッチの当たり判定が分かりにくかったり、
メインのメッセージを下画面、サブのメッセージを下画面で表示しているものだから、上画面のメッセージを読み飛ばしやすかったり、
電源ONからゲームをロードするまでが長かったり……。
若干ストレスを感じる部分もあるでしょう。
それを許せるかどうか……それもどこまで世界観やキャラクターを愛せるかどうかにかかっています。
もっとも、パッケージのイラストからしてまともではありませんから、正常なゲームをプレイしたい人は手に取らないでしょうけれど。
逆に言えば、このパッケージを見て買おうと思った人の期待は裏切らない世界観にはなっているとは思います。
![]() | ときめきメモリアル 【PCエンジン】 (1992/05/29) ハドソン 商品詳細を見る |
PCエンジンが生み出した大ヒットギャルゲー。
そして、コナミの方向性を変えてしまった一作。
伝説の樹の下で告白されて誕生した恋人たちは永遠に付き合うことができる……。
そんな伝説が残るきらめき高校。
主人公はその学校に通いながら、いろんな女の子と出会い、触れ合い、デートしたりしながら、3年間を過ごし、最後に告白を受けるとクリアです。
クリア後には、クリアした女の子の数だけ「おまけ」が増えるので、全キャラ制覇して完全クリアと言えるでしょう。
主にパートは2つあり、
1つは平日の育成パート。
勉強したり、スポーツをしたり、部活をしたりして、主人公自身のパラメーターをアップさせます。
もう1つは、休日のデートパート。
女の子と遊びに行ったり、デートしたりして、女の子との親密度を上げていきます。
この2つを上手く組み合わせながら、目的の女の子と仲良くやっていきましょう。
ただし、いろんな女の子に手を出しすぎると、全員の女の子に手が回らなくなり、自滅する結果になることも…。
プレイボーイぶりを疑似体験するのは難しいものです。
さてさて、PCエンジン界に旋風を巻き起こしたこの作品ですが、まだまだギャルゲー初期の作品ということなんでしょうが、簡単です。
フラグのようなものはほとんどありませんし、
デート中に出てくる選択肢も、どれを選べば親密度が上がるかが分かりやすい。
例えば
「この服似合ってる?」
「それ似合ってるよ」「似合ってないよ」「こっちなんかどう?」
誕生日プレゼントは何にしよう?
「ぬいぐるみ」「ピアス」「木彫りの熊」
このあたりは、わざと簡単にしているのでしょうけれどね。
ありえない選択肢がほとんどです。
もうちょっと難易度を上げても良かったのでは…。
また、セーブ・ロードも簡単なので、パラメータが気に食わなかったり、デートの約束に失敗したら即ロード……なんて荒業も自由自在です。
それにしても、あえて、このギャルゲーというジャンルに手を出したコナミの戦略はすごいと思います。
声優に新人………というか無名な人ばかりを使うとか、微妙なコストダウンも伺えますが…。
ちなみに、唯一の男声優は、その後、「マサルさん」などの声を担当するなど大人気声優に飛躍。
他は…………目だった活躍もないような気が……。
あと、ヒロインの一人は、ちびまる子ちゃんの藤木君の声の人です卑怯者。
![]() | いっき () 不明 商品詳細を見る |
ここでの紹介は、ファミコン版の話。
アーケード版やおんらいん版もありますが、そっちは全く存じ上げません。申し訳ない。
簡単に言うと百姓を操作し、一揆を起こすゲーム。
のはずなのですが、何故か一揆を起こすのは1人(2Pプレイだと2人)。
敵は無数の忍者を放ってくるというのに…。
一揆と言うよりも、無謀な討ち入りです。
まぁ、この手のゲームでは当たり前ですが。
さて、このゲームの主人公は、出てくる忍者をバッタバッタと鎌投げで殺害。
そしてやっていくことは、ステージ上に散らばった小判の収集。8枚集めるとステージクリアです。
一揆を起こして、領主の蓄えた食糧を奪うとか、領主を追い込み統治内容を改善させるとか、そういった考えは一切ありません。
第一に金です。
その辺は妙に冷静です。
パワーアップアイテムの竹やりが使えないことは最早、伝説。
![]() | キズナ 1 (ヤングガンガンコミックス) (2007/08/25) 結城 稜 商品詳細を見る |
「キズナ」はヤングガンガンで連載されていたサスペンス漫画。
おとなしいヒロインと、そのヒロインと同じ容姿を持つ狂気的な少女。
この二人の描写が交互に描かれ、
その少女は、ヒロインが幼い頃に亡くした双子の姉なのか?
それとも、ヒロインが二重人格で、二人は同一人物なのか?
この2つの見解のうち、どちらが真相なのかを考えながら読んでいく作品です。
個人的には、この2つの予測がミスリードで、読者の予想を覆す第3の結末(例えば、少女はヒロインのクローンだった!?)を期待していたのですが……。
いや、まさか、本当に第3の結末を迎えるとは思いませんでした。
「打ち切りでどちらかわからないまま終わる」
という結末でしたが。
それはまぁ良いのです。
ただ、コミックスには、完結の表記がありません。
あたかも連載が続いているかのような終わり方なのです。
コミックス内の巻数表示も、全2巻ではなく、1~2 と、連載が続いている作品と同じ表記がなされているのです。
単行本派の人にはたまったものではないでしょう。
待てども暮らせども3巻は発売されないのですから。
もしかすると、連載再開の可能性もあるのかもしれません。
ただ、ヤングガンガンで第一部完となった作品の第二部が再開されたことは一度もありませんし、
打ち切られた時のヤングガンガンでは「キズナ・終」と明確に完結していました。
到底再開は望めそうにありません。
なので、このキズナをお買い求めの方は、この辺りの事情をご理解いただいた上でお願いします。