![]() | サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY オリジナル・サウンドトラック (2009/09/09) ゲーム・ミュージック 商品詳細を見る |
DS版サガ2のサウンドトラック。
DS版サガ2のサウンドには、リメイク前のGB版の全19曲をアレンジしたものに加え、新規に8曲が追加されましたが、それらが全曲収録されています。
--まず、旧作曲のアレンジについて。
これはGB時代のメロディーは残っていますが、イントロが追加されたり、テンポが全く違っていたり……とかなりの改変が見られます。
個人的には、伊藤賢治が「ミンストレルソング」で見せた「ロックアレンジ」を期待していたので、今回のDS版サガ2の「オーケストラ風アレンジ」多様にちょっと拍子抜けした感じもあります。
もっとも、ロックアレンジは「ミンストレルソング」でやり尽くしたところがあるので、こうなるのも致し方ないのでしょう。
また、GBの重低音をDSで再現するのも難しいので、軽めの曲調になってしまうのは致し方ないのかもしれません。特に「燃える血潮」なんかがその煽りを受けているかと。妙なイントロもついてダサくなってます。
だからと言って、劣化ってわけじゃありません。
「死闘の果てに」「秘宝を求めて」なんかは最初は違和感ありますが、何度も聴いているうちに良さが分かってきましたし、
「伝説ははじまる」みたいな落ち着いた曲は、オーケストラアレンジが見事にはまって、GB版よりも癒される曲に変わりました。これは評価されても良い。
一方で、新曲は、何の偏見も無く聴くことができましたし、最初からDSのために作られた曲なので、素直に良曲として楽しめました。
総じて悪くないと思います。
ただ、やはり元曲のイメージは大きく、最初は偏見なしでは聴けないと思われます。ほとんどの曲は聴く度に違和感が薄れていきますが、違和感を打破できない曲もあるにはあります。
どうやっても受け付けられない人もいるでしょう。個人的には好きなんですけれど。
いかにGB版サガ2の曲にインパクトがあったのかがよく分かりました。
スポンサーサイト
![]() | バードウィーク (1986/06/03) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |

親鳥となって雛鳥に餌をやるという至極単純なゲーム。
しかし、餌となる蝶が飛び回るフィールドには、カラスや、ムササビ、イタチが腹をすかせて待ち構えており、巣から出てきた親鳥を襲います。
きゃー。弱肉強食の世界は残酷。
時にはキツツキまで、気まぐれに親鳥を攻撃してきます。
「お前の餌は木の幹の中にいる虫じゃないの! その虫を取るために進化して手に入れたクチバシでしょ!? どうして俺の頭にそのクチバシを突き刺すんだよ!?」
プスッ!
「グハッ!」
巣の中にいれば安全なのですが、早く餌を取ってこないと雛鳥が餓死するので、また困り者。親の苦労、子知らずとは、このことだ!
そして、一番厄介なのは、外敵や雛鳥の空腹ではなく、操作性の悪さ。
思うように空中転回できずに死んでしまうことがほとんど。
キノコを採って敵を攻撃なんかもできますが、キノコを採りに地面に近づこうものなら、思うようにいかない操作性で、あっという間に外敵の餌食になってしまいます。空をひたすら飛び回って餌をとっておいた方がはるかに生存率が上がります。
とりあえず、何面ステージを進んでもあまり変わり映えが無いのが、残念です。あと操作性
![]() | サーカスチャーリー (1986/03/04) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |


コナミのアーケードで人気だったアクションゲームをファミコンに!
コナミのゲームが他のメーカーによって手がけられるなんて、珍しいこともあったもんだ。
ファミコンに移植されるに当たって、
6つあったステージが5つになったりとか、
ゲーム内容そのものが変わってるステージがあったりとか、
グラフィックがしょぼくなったりとか、
色々と変更があったようですが、ファミコン版しかプレイしたことの無い僕には関係ない話。
まず、最初のステージの火の輪くぐりから始まり、綱渡り、玉乗り、馬乗り、空中ブランコ…とどのステージもサーカス尽くしの一作でした。それぞれがミニゲームになっていて、サーカスのアトラクションとミニゲームを上手く結び付けていたと思います。
そして、驚くことに、このゲーム、左から進んで一番右に到達するとゴールと言う、スーパーマリオタイプのアクションゲームなのですが、コース途中で左に戻れるのです。
迫る火の輪やサルにタイミングが合わなかったときに、堂々と後ろに下がって、タイミングを合わせることが出来るのです。これが、僕にとっては非常に新しい操作性だと思いました。てか、玉乗りとか、後ろに下がってタイミング計らないと、到底クリアできませんし。
ただ、いくらでも後方に下がれるため、空中ブランコステージでは、誤って後ろのブランコをつかんでしまい、戻りたくも無いのに、1つ後ろのブランコに戻される羽目になることもあります。
てか、空中ブランコのタイミングのとり方が難しくって、クリアできませんでした…。
いつもブランコから落下してました。しかも、このブランコはステージ5なので、このブランコをプレイするには、ステージ1~4をクリアしなくてはならず、タイミングを取る練習をすることすら中々できませんでした。何度チャーリーを転落死させたことやら。
でも、結局のところ、結構楽しんでプレイしてました。
![]() | ワシズ-閻魔の闘牌 (1) (近代麻雀コミックス) (2009/02/17) 原 恵一郎 商品詳細を見る |
「天」のスピンオフの「アカギ」のスピンオフの「ワシズ」です。
「天」に出てくる「赤木しげる」の若かりし頃の宿敵の「鷲巣巌」の若かりし頃を描いた麻雀漫画。
スピンオフですが、今回、福本伸行はロクにたずさわっていないので、福本流な言い回しや、モノローグはありません。しかし、それを補ってあまりある破天荒なエピソードの連発です。また、物語の進行ペースも速く、サクサク読めます。かなりの傑作…いや、怪作。
舞台は戦後、復興ままならぬ日本。「アカギ」で強大な資産家となっている鷲巣様が、いかにその財を成していくか…の伝記的な流れになっていて、もちろん、麻雀漫画誌に掲載されているので、麻雀を打つわけですが……。
これがまた強烈なエピソードばかり。
恐ろしいまでの豪運を持ち合わせている鷲巣様ですから、基本的な麻雀では負けないのですが、毎回特殊ルールに縛られた麻雀で勝負することになります。
ある時は首に縄をかけられ、ある時は首に鉄球をぶら下げられ、ある時はコンクリートに詰められ……。毎回、圧倒的に不利な勝負をしかけられますが、天才的頭脳と強靭な肉体と持ち前の強運で粉砕していきます。知力体力時の運のすべてを兼ね備えているのだから、負けるはずがありません。なので鷲巣様の痛快な活躍を追うのが、この漫画の正しい楽しみ方。
鉄球を回して空を飛んだり、「上流階級のたしなみ」の一言で絶対音感をマスターしたり、一本足打法でホームランを打ったり……。ギャグ漫画じゃないよ!?……多分。
最近では、もはや麻雀すらまともに打たなくなってきましたが、麻雀なぞエッセンスに過ぎません。鷲巣様が活躍できれ、なんだっていいのです。
数々のネタ……じゃなかった、勇姿を披露して下さる鷲巣様に魅了されましょう。
こんな無敵の鷲巣様ですが、十数年後、10年麻雀を打ち続けてもまだ勝負が決まらない呪いがかかってしまうとは夢にも思っていなかったでしょう。
まぁ、それはまた別のお話ということで。
![]() | 遊戯王デュエルモンスターズ3 (2000/07/13) GAME BOY 商品詳細を見る |
遊戯王シリーズ第3弾。
このシリーズから、原作で言うところの「バトルシティ編」に突入します。
ちなみに、第3弾~6弾まで、全部バトルシティ編を舞台にしてますけれどね。
さておき、この第3弾から変わったこと!
1・効果モンスターが出来た
2・コンストラクションモードがついた
1
とりあえず、効果モンスターが、ほんのちょっとだけ登場しました。
攻撃・守備しかできなかったモンスターが、特殊能力を発揮することができます!
分裂したり、全てのモンスターを除去したり、相手モンスターを奪ったり……という使える効果から、場にいるブルーアイズホワイトドラゴンの数だけパワーアップするとか、味方のマグネッツ1号をパワーアップとか、使い道のないものまで!!
2
この3では、デュエルに勝つと、カード以外に「パーツ」をもらえます。
このパーツを組み合わせることで、オリジナルのカードを作ることができるのです!!
オリジナルカードを作る楽しさがここにあります。
しかも、これが強くて、コストが安い!
「使ってほしい新システム」とはいえ、ここまで使い勝手が良くてもいいんでしょうか!?
とはいえ、前作と大して変わりなく、
「同梱カード付けときゃ売れるでしょ?」的な、イメージがぬぐえませんが、まぁ、実際、売れたしねぇ。
とりあえず、サブタイトルは「三聖戦神光臨」ですが、神のカードはでてきません。サギだ。
![]() | 遊戯王デュエルモンスターズ (1998/12/17) GAME BOY 商品詳細を見る |
遊戯王の爆発的なブームの火付け役となったシリーズ第1作。
操作はいたってシンプル。
相手より強いモンスターを召喚して、ただひたすら殴るだけ。
魔法を使ってモンスターを強化したりもできますが、そんな戦略なんて必要ないほど単純なゲーム性でした。
ですが、その簡単なプレイスタイルが逆に小さな子供にまで理解され、人気を博す結果となったのです。
それに加えて、400枚を越える登場カードの数。
これを集めるコレクション要素が、好奇心をくすぐり、更なるヒットとなったのです。
ですが、この頃のゲームとしてのルール付けは、あやふやで、
「モンスターに生贄はいらない」
とか、
「1ターンに出せるカードは1枚まで
魔法カードを使ったらモンスターの召喚は不可」
とか、
今考えるととても考えられないようなルールがはびこっていました。
なので、強いカードを持ってさえいれば戦術は不要。
Aボタン連打でモンスター召喚から、攻撃までを行うことができ、あっさり勝ててしまいます。
というか、カード集めが苦にならないようにAボタン連打でゲームが進められるように仕組んであるんじゃないのか?と、今更ながら思ってもみたりするのですが。
ともあれ、すばらしく海馬社長本位なゲームになってます。
同梱されたカードも公式のものとは似ても似つかぬ海賊版カードみたいな作りですし。
今思うと懐かしい限りです。
![]() | 極食キング 1巻 (ニチブンコミックス) (2009/12/28) 土山 しげる 商品詳細を見る |
再建請負人・北方歳三が帰ってきた!
伝説のB級グルメ漫画「食キング」が満を持しての復活です。
タイトルも新たに「極食キング」という重々しいタイトルになりました。
やってる内容は、驚くほど同じですけどね。
簡単なストーリーを説明すると、
主人公・北方歳三は、つぶれかけた料理店を復興させる再建請負人。
毎度毎度、再建を依頼してきた料理人に「再建の予知なしっ」と冷たく言い放って、依頼人を落胆させたあとに
「……たが、再建の予知が少しはある」と訂正し依頼を受けてくれるツンデレクールなキャラクターです。
で、その後、「これより修行を開始するっ!」の意気込みの後、依頼者を修行の場へといざないます。ただ、その修行は「ホテルマン」「パチンコ店ホール」などと、どう見ても料理の修行とは無関係。
しかし、その一見料理修行とほど遠く見えた修行には、鍋を振る手首を鍛えるとか、重い屋台を運ぶための足腰を鍛えるとか、隠れた理由があるのです。
こうして、修行を終えた料理人たちに新作料理や営業のアイデアを提供し、晴れて依頼人の店の再建が完了する……というドラマチックな料理漫画です。
この「食キング」のパターンを踏襲しつつ、「極食キング」では、新たに「口福倶楽部」という宿敵を登場させ、
料理店を再建させつつ、宿敵と対決していく……という二段構成になっています。
さすがに、このあたりの描き方はベテランだけあって上手い。
ただ、ストーリー展開を急ぐためなのか、
黄金パターンの肝である「修行」の部分が、北方の「この料理人に修行の必要はないっ」の一言でカットされてしまうこともしばしば。
そのあたりが、ちょっぴり残念ではあります。
ともかく安定した面白さがあるので、今後に期待です。
なお、今回もダジャレ料理が光ります。
舞妓さんを絡めて「名付けて、MY好飯(まいこはん)!」、五人で作るハヤシライスだから「名付けて、五人囃シ(ゴニンハヤシ)!」、「(ビフ)テキは本能寺にあり!」とか……。
料理のダジャレを思いついてから、ストーリーを決めてるんじゃないかと思うくらいです。

![]() | ストリートファイターZERO3 (1999/08/05) SEGA SATURN 商品詳細を見る |
ZERO3になって、スーパーストリートファイター2までに出てきたスト2キャラが全員登場し、ストゼロっていうか、スト2-8みたいな感じに。
ヘッタクソな僕でも、半分くらいのキャラでクリアまで到達しました。
全キャラにエピソードとエンディングが用意されているので、やる気になれました。
キャラのエピソードを見つつ、そのキャラが自分に合っているかどうかを確かめつつでプレイしてました。
プレステ版とサターン版の両方が出てます。
僕が持っていたのはサターン版。
先輩に言われて気づいたのですが、サターンパッドは6ボタン。プレステパッドは4ボタン。
大・中・小パンチ・大・中・小キックの6ボタンを使うゲームなので、格段にサターンパッドの方が使いやすい!
サターン版しか持っていなかったので、6ボタンのプレイ感覚が当たり前になってました。
これが4ボタンだったと思うと…多分、ヘッタクソな僕は途中で投げ出していたでしょう。
セガサターン最後のスト2シリーズ(?)ということで、完成度も高いはず…。
2ヶ月ほどプレイしまくっていたはずなのですが、相変わらず、格闘ゲームは苦手な僕です。

![]() | ビックリマンワールド (1990/07/27) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |
同名タイトルにPCエンジン版がありますが、こちらはファミコン版。
ビックリマンワールドを舞台に、ヤマト大帝が、セントフェニックスが、一本釣り帝が、といったお馴染みのビックリマンキャラたちが活躍するRPGです。
ただでさえ、当時の少年たちの心を虜にしていたビックリマンが題材ですから、売れないはずがありませんでした。まぁ、そんな人気とドラクエが売れてる現状の結果、このようなRPGになったのは必然だったのかもしれません。
てか、ドラクエ度合いが強すぎて、麻痺とか、眠りとか、オリジナリティも何も無いステータス異常が、当たり前になってましたからね。当時のRPGは。ビックリマンワールドに限らず。
キャラが悪魔化されるステータス異常ってのはオリジナリティありましたけれど。
しかし、特筆すべきところはそこではありません。
仲間キャラや敵キャラにグラフィックがあるのは普通ですが、店にいるような天使とかサブキャラまでグラフィックがあるのです。ビックリマンシールそのままの姿で。色はファミコンなので、ボロボロでしたけれど。
このあたりが、キャラゲーの中でもこだわりを見せていたところでしょう。普通、サブキャラとかのイラストって無いですものね。
ただ、ゲーム後半になると、容量の都合で、既存の悪魔の色違いのオリジナル悪魔が敵としてでくるのが残念でした。
魔ウスの色違いでヘル魔ウスとか。
フォーカス眼鬼の色違いでフライデー眼鬼とか。
仕方が無いのは分かっているけれどね。
![]() | するめいか 1 (バーズコミックス) (2010/08/24) ルーツ 商品詳細を見る |
ニコニコ動画ゲーム実況者の中で一番成功した(と思われる)ルーツによるコミックス。
ニコニコ動画実況で人気を得たところから、webマガジンにお呼びがかかり、そこでこの「するめいか」連載開始、そのwebマガジンでの縁で雑誌での「するめいか」連載開始、初めてのコミックスが発売される(←今ここ)という感じです。
で、コミックスの出来栄えは……。
まぁ、これが実に荒削り。絵もネタも。
女子高生4人をメインに据えた「ゆる萌え漫画」っぽく見せておいて実は「シュールなギャグ漫画」……というのがやりたかったのだとは思います。しかし、画力がそんなに高くないのが致命傷。
この手のギャグは、「萌え」と「シュールギャグ」のギャップが面白さにつながるだけに実に勿体ない。
ネタについても、カオスでシュールなギャグが散りばめられていますが、どうも活かせてません。
ニコニコ動画内のマーケットでは600冊以上が販売され、大好評を博しているように見えますが、
ルーツ信者と呼ばれる作者の猛烈なファンが一部で盛り上げているものの、万人に勧められるわけではありません。
なお、ニコニコ動画で、同タイトルの自主制作アニメ「するめいか」が公開されています(こちらもルーツが自主制作)が、こちらの方が、CGと声優の追い風もあって、数段面白く仕上がっています。しかも無料。
なので、「するめいか」というアニメを見ればそれで十分です。
わざわざコミックスに手を出す必要はないかと思います。
購入の際は、ルーツというニコニコ動画実況プレイヤーにお布施を払うつもりでどうぞ。
個人的に、ルーツという実況プレイヤーは好きじゃなかったです。クロノトリガー実況をやり始めた頃から。
けれど、土塚理弘のコミックス読んでるのを知ってからは応援してます。頑張ってください。