![]() | きららの仕事 1 ―ワールドバトル― (ジャンプコミックスデラックス) (2008/05/02) 早川 光、橋本 孤蔵 他 商品詳細を見る |
前作のスシバトル21で、鮨職人日本一となった坂巻と、ヒロインきららが世界に挑む……ということで、タイトルも新たに「ワールドバトル編」となって新章開始!
と言っても、やってることは前作と変わりありません。鮨勝負の繰り返しです。むしろサブタイトルに「バトル」が入った分、露骨になっています。
それはさておき、ストーリーは……というと、
前作の「スシバトル21」がスケールアップして、世界規模の国別対抗戦に発展。第1回のワールドスシバトルが開催されます。しかし、そこで待っていたのは、日本チームの惨敗。スシの本場たる日本はプライドをズタズタにされます。
しかし、日本にはまだ希望がありました。というのも、日本チームにはスシバトル21の優勝者・坂巻と準優勝者・きららの二人が不参加だったのです。
「彼らの力をもってすれば、雪辱を晴らせる」と誰しもが思った、そんな中、第2回ワールドスシバトルの日本チーム代表を決める選考会が開催されることになり……。
そんな話です。
非常に上手い導入部で、今後が気になる出だしです。しかし、やることは前作とまったく同じという。
ひたすら鮨勝負の繰り返しだという。
しかも、かなり先が読めてしまう展開なのがつらいところ。
日本代表チームに選ばれる人数が3人という時点で、坂巻ときららが選ばれるのは間違いない。なので、最初から予選は消化試合みたいなものになってしまいました。
となると、後は、盛り上がる試合展開になるかですが、
アイデアの盛り込まれた新作スシ、握りの必殺技、個性的なライバル、白熱する審査……どれもこれも前作の焼き増しに過ぎません。
早い話がマンネリです。
まぁマンネリしてても、勢いや面白さは相変わらずなのがせめてもの救い。坂巻がヒロインきららを差し置いて、美味しいところを全部かっさらっていくのも相変わらずです。
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舞台を屋内から、南国の島へと移した「スパイVSスパイ」
今回は島にバラバラに隠されたロケットの設計図を集めて島を脱出することが目的です。
南国らしく、ヤシの実爆弾、落とし穴、地雷(!?)などのトラップが満載です。
前作はビルの中が舞台で、どの部屋も似たような構造だったために、いくら部屋を移動しても代わり映えがなく、ビジュアル的に寂しいものがありましたが、
今作では、南国っぽく、ヤシが生い茂り、青空と海が広がり、ビーチもある……と、華やかな見た目になりました。
ステージも異なれば風景も異なるので、ステージの違いを目で感じることができるようになりました。
正直、トラップのレベルが大掛かりになり、スパイのイメージからかけ離れてきましたが、ゲームとしては面白くなっています。
全作よりも駆け引き要素が増し、2人対戦がめちゃくちゃ熱かった!当時の接待ゲームとして、非常に重宝していました。
ストーリーモードなどがないので、一人でプレイしても、虚しいだけなのは相変わらずです。
今回は島にバラバラに隠されたロケットの設計図を集めて島を脱出することが目的です。
南国らしく、ヤシの実爆弾、落とし穴、地雷(!?)などのトラップが満載です。
前作はビルの中が舞台で、どの部屋も似たような構造だったために、いくら部屋を移動しても代わり映えがなく、ビジュアル的に寂しいものがありましたが、
今作では、南国っぽく、ヤシが生い茂り、青空と海が広がり、ビーチもある……と、華やかな見た目になりました。
ステージも異なれば風景も異なるので、ステージの違いを目で感じることができるようになりました。
正直、トラップのレベルが大掛かりになり、スパイのイメージからかけ離れてきましたが、ゲームとしては面白くなっています。
全作よりも駆け引き要素が増し、2人対戦がめちゃくちゃ熱かった!当時の接待ゲームとして、非常に重宝していました。
ストーリーモードなどがないので、一人でプレイしても、虚しいだけなのは相変わらずです。
![]() | ファイナルファンタジーVIIIアルティマニア (SE-MOOK) (2004/06) Studio BentStuff 商品詳細を見る |
「アルティマニア」シリーズの原点。
それまでは「解体真書」というシリーズで発売されていました。
アルティマニアの特徴といえば、脅威のページ数。フルカラーで厚みのある用紙を使っているとはいえ、辞書並の分厚さです。
頑張れば撲殺の凶器にできます。
そしてマニアさ。
普通の攻略本にはないようなコラムや、やりこみ指南、製作スタッフへのインタビューなど、盛りだくさんです。
また、1冊で全ての情報が網羅されているのもありがたい。
FF3~6の攻略本は複数冊の分割構成になっていたため、小さな書店や古本屋で片方しか並んでおらず1度に揃えられないこともありました。
そんな不都合も、1冊にまとめられて、スッキリ解消!
これだけの厚みがあれば、どんなゲームの内容でもカバーできるだろ……と思ったのですが、最近のFFでは1冊に収まりきらず、「バトルアルティマニア」「シナリオアルティマニア」「アルティマニアオメガ」の3冊セットというボリュームになっています。FF8のアルティマニアと同じ厚みが3冊です。圧倒的ボリューム!お値段も3倍!
まぁ、もう少し構成をやりくりすれば2冊くらいに収まると思いますが。
てか、アルティマニアが2冊以上の構成になっているのって、FFシリーズくらいですし……。他の作品はどれだけボリュームがあっても1冊にまとめられているのだから、FFシリーズだって1冊にできないことはないと思うのですけれど。まぁ金づるだから仕方ないか。
閑話休題。
やはり1冊ですべてが網羅できていた、この頃のアルティマニアが一番使いやすかったのは事実です。
攻略本としても、読み物としても楽しめる、最初にして最高峰のアルティマニア。
このアルティマニアで「バトル計」の取り逃しに気づいて途方に暮れたのは、一生忘れません。
![]() | ファミリースタジアム (1986/12/10) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |


ファミスタシリーズの元祖。
むしろ、ファミコン野球ゲームの元祖。
コレ以前の野球ゲームが「ベースボール」しかなかったのだから無理もありません。
一気に進化したものです。
守備・攻撃のシステム、キャラクターによる個性の差、
パリーグの扱いがぞんざいだったり、オリジナル球団があったり、パロディ選手名があったり……などなど、今後の野球ゲームすべての礎となってます。
この後の野球ゲームは、いかにファミスタを越えられるか、脱ファミスタが出来るか……に掛かっていました。
確かに今思えば、選手ごとの能力の差が激しすぎたり、チームの差が大きかったりして、大雑把なシステムだったと思います。
ですが、何も無いところからここまで持ってきたことは偉大です。
それにしても、ランナーが溜まったときに曲が変わったりとか、アウトになったランナーがダッシュで帰ってくるとか、芸が細かい。
ナムコの巧みな技術の賜物ですね。
![]() | TOKUMA Anime Collection『デジタル・デビル物語 女神転生』 [DVD] (2007/01/26) 水島裕、島津冴子 他 商品詳細を見る |
こんなクソマイナーなOVAをDVDにしてしまったヤツは相当なマニアだ!
今や、真女神転生、デビルサマナー、ペルソナなどの女神転生シリーズの祖となった小説「デジタルデビル物語・女神転生」
ナムコによってゲーム化もされましたが、一方でOVA化もされていました。
ゲーム版ではなく、小説版を元にしているので、ゲームしかプレイしたことが無い方にはショックを覚える内容だったと思います。
ゲームでは正義のヒーローに見えた主人公の中島朱実(♂)は、驚異の自己中だし。
ゲームでは可憐なヒロインに見えた白鷺弓子も無能だし。
でも、これ、原作に忠実に作られてますよ。
元の小説がそういうものなのです。
女神転生シリーズの祖を映像で拝む……そんな資料的価値はあるかもしれませんが、
シリーズのファンが嬉々して見るようなものじゃないです。
ストーリーも詰め込みすぎて急展開の連続ですし。
期待して買うとがっかりすると思います。
ファンアイテムとしてどうぞ。
![]() | ディグダグ (1985/06/04) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |


ナムコの穴掘りアクションゲーム。
敵も2つ、敵の倒し方も2つ。
単純なれど奥が深い。
最初にプレイしたときは、
「こんな簡単なゲームで死ぬワケないじゃんか」
とか思ったのに、気づいたら追い詰められて死んでます。
多分、10面くらいが限界だったような気が…。
当時のナムコのゲームはこういう奥深いゲームが多かったですね。
今、思うと敵の倒し方が残虐です。
「ポンプで空気を送り込んで膨らませて破裂させる」にしても、
「岩で押しつぶす」にしても。
敵の見た目が可愛いので残虐度は更に高まります。
また、ディグダグを動かしている間だけ音楽が鳴るシステムも奥深い。
音楽を聴きたいがためにディグダグを動かしたくなります。
それにしても、このディグダグがミスタードリラーのホリ・タイゾーの若き頃の姿だったなんて、知りませんでした。
後付けにもほどがある。
![]() | 「ファイアーエムブレム 紋章の謎」サウンドメモリアル (1994/02/18) 不明 商品詳細を見る |
SFCソフト「ファイアーエムブレム 紋章の謎」のサウンドトラック。
残念ながら全曲収録ではなく、ゲームにおいて第2部にあたる「紋章の謎」に使われた曲の収録のみです。
その代わり、7曲のアレンジを収録。
やはり、目玉はアレンジ7曲でしょう。
7曲の内の3曲がメインテーマという偏重ぶりだとか、
バイオリン演奏の戦闘曲とか、
ほとんど聴く機会のないラスボス曲をあえてアレンジしたりとか、
なかなか思い切ったアレンジが揃っています。
個人的には、
勝利直前にかかるBGM「勝利は我らに(B)」
敵を説得して仲間に引き入れる「出会いのテーマ(B)」
メドレーになってるエンディングの「エンディングメドレー」
がお気に入り。
ただ、やはり未収録な曲が多いのが残念。
「勝利は我らに」にしろ、「出会いのテーマ」にしろ、「勝利は我らに(A)」「出会いのテーマ(A)」の方が好きなんですけれど、これらは第1部「暗黒竜と光の剣」の曲なので未収録となっています。
![]() | ポートピア連続殺人事件 (1985/11/29) FAMILY COMPUTER 商品詳細を見る |

部下のヤスと触れ合いながら連続殺人事件を解決していくアドベンチャーゲーム。
あるときは、太陽を調べさせ
ヤス「太陽を虫眼鏡で見てはいけないって、小学校で習ったでしょう?
と、嫌味を言われ。
あるときは、ふみえを殴らせ
ヤス「さぁ、言え! 吐くんだ!
ボカ! ガス!
あるときは、逮捕を強要し、
ヤス「せっかちですね、ボス。
そんなのだと女の子に嫌われますよ。
そんなやりとりが魅力なヤスとボス(主人公)に待ち受ける運命とは…?
個人的には、ミステリというものを理解してプレイしたかった作品です。
当時小学生だった僕には、難しすぎました。
堀井雄二がしかけたゲームという媒体ならではのトリックをトリックとして見れなかったのが非常に残念。
今思うと、単純ですし、やったもの勝ちなんですけれど、取り入れた堀井さんは偉いなぁと、感服いたしました。
![]() | 麻雀鬼ウキョウ 7 (少年チャンピオン・コミックス) (2000/06) 橋本 俊二 商品詳細を見る |
マガジンで「哲也」がヒットしていた頃、チャンピオンで連載されていた麻雀漫画。
凄腕の主人公がイカサマ麻雀と対峙し、相手のイカサマを見破りながら撃破していくストーリー。
麻雀の技術ではなく、イカサマトリックに重きが置かれるという……うん、もろ哲也だ。
とりあえず、イカサマネタが被らないように苦労していたような気がします。
そこそこ面白かったです。
哲也の後追いらしく、哲也の完成度におよばないまでも、そのすぐ下にあるくらいの完成度。
しかし、橋本俊二の持ち味はこんなもんじゃなかったよ!
麻雀に強いものが世界を支配し、麻雀に弱い物は略奪される……世紀末麻雀漫画「麻雀白虎隊東」
ゴルフに負けたものは死……命がけのゴルフ漫画「タイマンゴルファー勝」
といった、ぶっとんだバイオレンスな漫画が橋本俊二の持ち味だったのに!
まぁそんなカオスな漫画が週刊少年チャンピオンで連載できるはずもありませんが。連れてきた雑誌を間違えたとしか思えないです。
あと思い出といえば、主人公のお供である「キノコメガネ」を「ギャンブルフィッシュ」にパクられたこととか。