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ダブルアーツ 1 (ジャンプコミックス)ダブルアーツ 1 (ジャンプコミックス)
(2008/08/04)
古味 直志

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かわいらしい中性的な絵柄で残酷な境遇を描く素晴らしいマンガ。


パッと見は、
主人公とヒロインがいついかなる時も手をつないで生活しなくてはならない。食事する時も寝る時も。風呂の時もトイレの時も…というほのぼのコメディタッチな設定なのですが、

「手を離したらヒロインは死ぬ」
ヒロインの命はもって4年
「伝染病が蔓延していてすでに1億人以上が犠牲になっている
「二人とも暗殺組織に命を狙われている」


と、実に過酷な状況下におかれています。


この漫画の魅力は、なんといっても、練りに練られた設定の数々。先ほどの過酷設定もそうなのですが、舞台設定、キャラクター設定、能力設定……どれもこれも作者が長年温めてきたネタだけあって良くできてます。


ただ、それだけ素敵な設定があるにも関わらず、ジャンプ漫画の宿命なのでしょうか。バトル路線に走ってしまうのです。このバトル路線がもったいない。それまで培ってきた作品の雰囲気をすべてぶち壊す……は言い過ぎにしても、どうも物語に溶け込んでない。
バトルなんかしなくても、主人公とヒロインが単純に過酷な世界を巡るだけでも充分な物語だと思えたんだけれど。

そもそも敵として出てくる組織の存在意義が意味不明。なんで伝染病を対処しようとする主人公達の邪魔をするのか。伝染病が流行ってなんか得するの?この人たち。伏線として隠しておいたのかもしれないけれど、その辺が一切語られないまま物語は進んでいくから、ますますバトルに必要性を感じない。
いや、バトルにしたって、凝った設定があるんですよ。
主人公の持つ能力。
「2人で手をつなぐと2人の身体能力が2倍に。3人で手をつなぐと3人の身体能力が3倍に。100人で手をつなぐと100人の身体能力が100倍になる」という特殊能力。
オリジナリティあふれる能力に期待は高まるし、最後は数万人規模で手をつないで元気玉みたいな感動のラストバトルが予想できたというのに。
結局その設定も、敵の目的も、打ち切りのために消化不良のまま終わってしまいました。



「この漫画を打ち切りにするなんて、もったいないことするなぁ」という漫画でした。
伏線もまったく回収されなかったし。
この漫画が最後まで連載されて、伏線もすべて回収され、円満終了していたら、きっと名作になっていたでしょう。



小説でもいいから、最後まで綴ってくれないものか……。
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