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アスクレピオス 1 (ジャンプコミックス)アスクレピオス 1 (ジャンプコミックス)
(2009/02/04)
内水 融

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「雑誌のカラーに合わない漫画を書かせたら右にでるものはいない!!」

そんな内水融の(今のところの)最高傑作。
それまでの連載作品、読み切り作品もそれなりに名作は多かったけれども、この作品はダントツの名作です。


 現代医学では、当然のように受け入れられている「手術」が、医療技術として確立していなかった時代、
 その時代の人々から見れば、病により衰弱している人間の体にメスを入れ切り裂くという手術は、背徳的な行為にしか見えなかった。

まず、この舞台設定が秀逸すぎます。
そして、物語の導入部も、

 そんな手術を行っていた主人公の父は、異端者扱いされて処刑されてしまう。
 主人公もまた、父より手術の技術を学び、更に人の命を救うことの大切さを学んでいたが、異端者扱いを恐れ、手術を封印していた。
 しかし、自分の身代わりとなって弾丸を腹部に受けてしまった少女を目の前にし、弾丸の摘出手術を決意する……。
 そこで、人の命を救うことの大切さを痛感し、再びメスを手に握るのだった……。


と、かなりの完成度。


本当に名作です。
ストーリーが無駄にファンタジーになっていなくて、リアリティがあるのもポイントが高い。
「神の霧!!」 なんて大層な必殺技みたいなのを繰り出したりしますが、単なる麻酔です麻酔をまったく知らない人が、急に人を眠らせるようなガスを見たら、そりゃあ「神の霧」なんて名前を付けたくもなりますこのあたりのセンスもいい

また、キャラクターも魅力的。
最初はヘタレだった主人公が、手術の腕も、度胸も、人を助けたいという気持ちも、どんどん成長していく姿は、かなり熱いものがあります。
ラストの怒涛の展開も、スピーディーで感動的
ヒロインの能力がオカルトなのは、ジャンプ漫画なのでご愛嬌。彼女の能力も現代技術に基づいた物になって欲しかったのですが………。



最後はバッサリ打ち切りなのが残念です。
やはり週刊少年ジャンプで、リアリティがある漫画を連載しても受け入れられるものではありませんね。
週刊少年ジャンプで連載していなければ、かなりの大作になっていたでしょう

とはいえ、未完ながらも、綺麗に話はまとまっていますし、見所も多いです。下手にダラダラ続けていくよりも、「これだけ濃い物語が、全3巻で読める」と思えば、かなりの満足度。
打ち切り漫画だから……と偏見を持つことなく読んでみることをおすすめします。
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