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平成トム・ソーヤー (集英社文庫)平成トム・ソーヤー (集英社文庫)
(1998/02/20)
原田 宗典

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エッセイストとしても有名な原田宗典による冒険小説。


冒険小説と言っても、舞台は東京。しかも、1990年代初頭。
舞台は限りなくノンフィクションに近い設定になっています。
固有名詞が多く登場するのも、現実的な舞台設定を印象付けるためでしょう。
そんなリアルで限られた世界の中で、トム・ソーヤーさながらの冒険をするのは高校生3人。
天才的なスリの名手にして主人公・ノムラノブオ。
軍師・スウガク。
ムードメーカーの女の子・キクチ。
とある計画のために、3人は手を組み、動き出します。
とはいえ、主人公だけが特殊な能力の持ち主で、他のキャラは個性的な思考の持ち主ではありますが、一般人。

一般人だけが存在する世界に、たった1人だけ特殊な能力を持つ主人公。
(もう1人、同じ能力を持った老婆も出てきますが、これは置いておいて。)
彼が、その能力をいかに使い、立ちはだかる壁や、困難な状況を打破していくのか…。
これを楽しむことが物語の肝と言えるでしょう。

また、主人公のように特殊な能力を持っていない他のメンバーは、あくまで主人公を動かすための歯車でしかありません。
端的に言うならば。
でも、その歯車こそが物語の華なのです。
何しろ、主人公の能力はスリの能力だけです。
いくらスリの能力があるとしても、それだけでは、出来ることも限られています。
スリの能力を除いてしまえば、体力・学力・発想力など全てが平凡な、何の取り柄も無い高校生なのですから。
能力に無限の可能性を広げさせることが出来るのは、仲間の力があってこそ。
彼らが主人公の冒険を盛り上げるのです。

結論を申しますと、この物語はどれだけ主人公に感情移入できるかによって面白さが変わってくると思います。
平凡な高校生活を送った人ほど、感情移入できるのではないでしょうか?
いかに主人公が仲間の力を借りて冒険していくのかをお楽しみください。


では、感情移入できない人はどうしたらいいのでしょう。
実は、この小説、「戦線スパイクヒルズ」(画:井田ヒロト ヤングガンガン連載)として漫画化されています。
僕は、この漫画のほうから導入し、続きが気になり原作の小説を手に取った経緯です。
キャラクターのイメージが、漫画で植えつけられて、物語が楽しめるようになりますので、漫画を2巻くらいまで読んで、それから小説に入るのがベストかと。
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